「他社さんは10万円だったけど・・・」
年末や梅雨、台風の時期が近くなると外壁補修のご相談を多くいただきます。
そのなかでお客様から聞かれることが多いのが見積もりの金額差です。
以前、当社では50万円の見積もりに対し、他社の見積りでは10万円だったことがあります。
なぜこれほど費用に差がついてしまうのでしょうか。
相見積もり先の見積り・報告書でも「重度の劣化状態」と報告されていたにもかかわらず、補修費用を10万円しか見ていないということは、10万円でできる範囲だけしか補修してくれないということです。
(実際のところ、誰が見ても10万円で補修できる状態ではなかったです)
たしかに塗装するだけなら安くできるかもしれませんが、近い将来複数箇所で雨漏りが発生する可能性が高いと思われます。
外壁補修の見積りは費用が高い/安いではなく、どれだけ補修が必要な箇所を正確に把握できて、確実に施工することが重要だと考えています。
こちらは当社がお見積りの際に添付した全面打診調査を行った際の報告書です。
打診調査とはビルの外壁全部を叩き、高い音がする場所(外壁やタイルが浮いて危険な箇所)を特定する調査です。
(平成24年4月1日より10年ごとの外壁の全面打診調査が義務化されています)
当社では全面打診調査の結果をすべてお伝えし、施工の可否をお客様に判断いただいています。
なお、見積書には【 ※足場組打診調査後、施工数量が増減する場合がありますのでご了承ください。 】と記載させていただいておりますが、これは実際に施工をすると予想以上に建物の劣化がひどい場合があるためであり、一般的な見積書です。
逆にこういった記載のない見積書は施工中に劣化がひどい部分が見つかっても隠すことにつながる可能性があるため注意が必要です。
ビルなどの建物は補修の費用も高くなりがちです。
1社に任せるのではなく、なるべく複数社から見積もりを取ってその妥当性を確認してみていただければと思います。
ビルの外壁補修や雨漏り修理はまずは一度ご相談ください。