家の雨漏り修理や補修をした際に、見積書にコーキング(シーリング)の項目があるのを見たことがありますでしょうか。
壁や屋根とは直接関係ないし・・・と見落とされる方も多いようですが、雨漏り修理においてコーキング(シーリング)は非常に重要なポイントとなります。
家の雨漏りのうち、コーキングの劣化が原因となっているケースは多いです。
施工会社によっては見積書にコーキングの数量をきちんと記載しなかったり、打ち増しコーキングで対応するケースがあります。
これはかなり不親切な対応で、こういった対応が元になって後々雨漏りに悩まされる施主様は少なくありません。
ではなぜ打ち替えではなく、打ち増しコーキングをする会社が多いかというと、打ち替えコーキングは専門の職人を入れて対応する必要があり、費用と工期がかかってしまうためです。
打ち増しコーキングはそれほど技術も必要ないため、専門の職人を入れずとも塗装の職人で対応でき、費用が安くできます。
ただ、打ち増しコーキングはコーキングが薄く(1~2mm)なってしまう分、切れやすくなります。
打ち替えコーキングは10mmぐらいの厚さを取ることができ、長期間の防水効果を期待できます。
打ち増しコーキングは安い分、すぐに雨漏りをしてしまうなど長期的な目で見た場合、再度公示する必要が出てきて高くついてしまう可能性があることを覚えておいていただければと思います。
特にマンションなどの大規模な物件の場合、雨漏りが発生してしまうと再度足場を組むか、高所作業車をレンタルしての調査や再施工が必要となり、貴重な積立修繕金を使ってしまうことになます。このため打ち増しコーキングはあまりお勧めできません。
今後10年にわたり雨漏りしないようにしたい場合、コーキングは打ち替え一択です。
雨漏り匠ナビでは原則コーキングの【打ち替え】を推奨させていただいております。
雨漏りや屋根や外壁のお悩みはまずは一度ご相談ください。