雨漏りのご相談の際はきちんとお見積もりをするため、建物全体を30~1時間程調査しています。
雨漏り修理の難しいところは、必ずしも雨漏り箇所 = 原因箇所ではないことが挙げられます。
ビルや住宅で雨漏りのご相談をいただいた際はお見積もりの為に散水調査を行わせていただくのです。
雨漏りしている部分だけ見てもらえればよいと思われるかもしれませんが
雨漏りの原因は複数個所あることも多く、意外なところが雨漏りの原因となっていることも珍しくありません。
こちらの写真は名古屋市西区のお客様から「配管から水が漏れている」とご連絡をいただき、
無償散水調査で建物全体を調べてみたところ配管からの水漏れは発生していませんでした。
配管から水が出てきたため、他社で配管を交換していただいたそうなのですが、雨漏りは止まらなかったそうです。
では、どこから水が漏れていたかというと屋上の防水が劣化してそこから雨漏りが発生していました。
屋上の防水の破れから水が入り、建物の中をまわってたまたま低い場所にあった配管のところから水が出てきたため、お客様は配管の破損と思われてしまったようです。
このため、配管の修理ではなく、屋上の防水のご提案をさせていただきました。
また、屋上の笠木のひび割れや屋上の錆の部分等も雨漏りの原因となるため合わせて修理をご提案しました。
最終的な雨漏りの原因は水道管を止めるビス穴でした。
ビス穴の周りを含めてコーキングをする事で、雨漏りは止まりました。
雨漏り修理は簡単なように見えるかもしれませんが1か所の修理だけで完全に止めるのは難しく、建物全体をみて原因を特定する高い技術と経験が必要です。
雨漏りにお困りの際は一度ご相談ください。