台風で雨漏りや被害を受けるのは個人宅だけではありません。
工場や倉庫の被害は、製品だけでなく働く人や経営に被害を与えます。
事前に対策しておく、または雨漏りなどが発生した際に迅速に対応することで被害を防止、最小に抑えましょう。
雨漏り
工場や倉庫の雨漏りにはどのようなものがあるのでしょう。
屋根の一部がサビる、隙間があくなどの不具合から雨水が侵入したり、外壁のひび割れや窓からも雨漏りは起こります。大切な製品が浸水してダメになったり、設備が故障したりすることも考えられます。
浸水
雨漏りならまだ一部の被害で済むかもしれません。ですが、台風は長時間強い雨が降り続けるため、時には工場や倉庫の床を浸水し製品や設備がほとんどダメになってしまうこともあります。
工場・倉庫が壊れる
台風の大雨・強風で工場や倉庫の屋根や外壁が割れたり、剥がれたりすることもあります。
剥がれたり割れた箇所から強い雨が侵入し、さらに被害が拡大してしまいます。
飛散物による危険
台風の強風によって外から物が飛んでくることもあります。
近所の鉢植えが飛んできたなど、工場・倉庫の経営者側では防ぐことができません。
停電
台風や大雨で停電が起こることはよくあります。
その場合、生産ラインは停止します。
公共交通機関の停止
工場や倉庫で働くスタッフには、公共交通機関を使用して通勤する人もいます。
電車やバスが休行になれば、スタッフが出勤することができなくなります。
工場・倉庫の経営者は、台風前に何をすればいいの?
屋根のチェック
屋根に上ることはやめて下さい。工場や倉庫に屋上がある場合は、屋上に行ってみて、ひび割れや膨らみ、サビれなどがないか確認し、心配になったら雨漏り防水工事施工業者に連絡しましょう。
屋上がない場合は、無料見積で原因箇所を特定してくれる親切な地元の雨漏り防水工事業者に依頼して屋根を調べてもらいましょう。
外壁のチェック
外壁もひび割れや破損などを見つけたら、外壁工事業者に連絡して見てもらいましょう。
親切な地元の外壁工事業者なら、現場まで見てから見積もりを取ってくれますよ。
浸水を防止する
工場内にある製品や設備をできるだけ2階など高さのある場所に移動させておくなど、浸水した場合も製品や設備に被害が出ないよう工夫することができます。
ハザードマップを確認する
ハザードマップとは洪水・土砂崩れ情報など、エリア別に危険区域を地図上に示したマップです。「ハザードマップ」で検索すれば、リアルタイムに確認できます。
事前に、被害が出そうか確認し、被害が出る可能性が高い場合は対策をしましょう。
スタッフと台風時の対応を相談
「大雨暴風警報が出たら会社はお休み。出勤しないように。」「公共交通機関がストップしたら、とりあえず午後まで自宅待機」など事前に台風時の出勤はどうするかなど相談しておきましょう。
連絡網の確認
社内にメーリングリストやSNSによる一括メール送信手段を持ちましょう。
一斉に早急に連絡する必要が出てくる可能性も高いです。
緊急時のマニュアルを用意する
工場や倉庫のスタッフと経営者が、台風の時や災害時はどのように対処するか、またはこのレベルまで台風が強い場合は、数時間前には帰宅するようになど、行動を示したマニュアルを用意しておきましょう。
防災グッズを準備する
万が一に備え、レトルト食品、水のまとめ買い、ライト、手動発電機などを準備しておくと安心です。
工場・倉庫の経営者は常にリスクを把握しなければならない
工場・倉庫の経営者は、災害時の被害も最小に抑える責務があります。
自分でできないことは、プロの業者に依頼するなど、事前に対策をしましょう。