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関東地方に台風が接近したときの安全対策【交通機関の情報にも注意】


毎年日本では7〜9月にかけて多くの台風が発生します。近年海水温の温度が上昇し、台風が勢力を失わずに日本に上陸するケースが多くなってきています。

今年は7月までの台風が少なかったこともあり、台風上陸に備えた準備が十分ではなく不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは台風の接近・上陸に備えた準備や注意点に加え、過去関東地方で発生した台風による被害もご紹介していきます。

この記事を読んで台風対策を事前にしっかり確認しましょう。

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台風上陸に備えてやっておくべきこと

具体的に台風上陸に備えて日頃からできるやるべき、知っておくべきことをご紹介します。

避難袋の確認

いざとなったときにすぐ避難できるよう、避難袋を準備しましょう。避難袋は両手のあくリュックサックがおすすめです。

避難袋には以下のものを入れておきましょう。

  • 飲料水、非常食
  • 救急医薬品、常備薬、生理用品
  • 現金
  • タオル
  • 2日分の着替え
  • 懐中電灯
  • スマートフォンのモバイル充電器

非常時にこれを詰めている時間はありませんよね。日頃から準備しておきましょう。

家屋の補強

「自宅が台風に耐えられるか心配」という方は定期的に家屋をメンテナンスしましょう。

1995年以降に建てられた家屋の屋根は、台風や震災などによる被害に配慮した建築が採用されているので強風にも耐えられる構造になっています。
 
一方、1995年よりも前の家屋は台風がくれば屋根が吹き飛びやすい構造になっていることが多いとされています。

ご自宅の築年数を確認してみてください。不安があるなら専門業者に相談してみると良いでしょう。

早めの避難

命を守るために早めの避難が必要です。

まずは家族でお住まいの市町村がしている避難場を確認して、経路や移動手段について話し合っておきましょう。

避難勧告が出たら速やかに避難場所へ避難します。

もしも外出することでかえって危険な状況になると予想される場合は、近くの安全な場所や自宅内の安全な場所に避難しましょう。

台風接近中に近づいてはいけない場所

台風接近中は以下の場所に近づいてはいけません。

  • 用水路
  • 川の付近
  • 急な山の斜面
  • アンダーパス

毎年、危険な場所に近づいてしまったことが原因で亡くなってしまう人が多くいます。

雨や風が強くなって外の様子が気になっても不用意に外を見に行ってはいけません。

土砂に巻き込まれたり、水位が上がっていて流されたりする可能性があります。災害時は常に命を第一に考えて行動しましょう。

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関東の過去の台風被害


最後に過去関東に甚大な被害をもたらした台風を紹介します。
台風の被害がいつ自分の身に降りかかるかわかりません。他人事と思わず、万全な備えをしましょう。

2004年10月 台風第22号

静岡県伊豆半島付近に最大瞬間風速67.6m/sの戦後最大級の勢力で上陸しました。その後も45km/h以上のスピードで関東地方を縦断し、死者7人、住家全壊167戸、半壊244戸、一部損壊4495戸など大きな被害をもたらしました。

2011年9月 台風第15号

静岡県浜松市に上陸後、日本の南海上で複雑な動きをした影響で、長時間にわたって雨が降り続き、記録的な豪雨をもたらしました。さらに河川や水路に流される、土砂災害に巻き込まれるなどの被害が相次ぎ、16人が死亡、2人が行方不明となっています。

2019年9月 令和元年房総半島台風

千葉県を中心に大きな被害をもたらしました。強風による被害で住宅数万戸が一部損壊し、千葉県では大規模な停電が1週間に渡って続きました。

この台風により、電車の運休、高速道路の通行止めが行われ、成田空港が孤立状態となりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このように9月〜10月にかけて大きな台風が上陸してくる可能性があります。
関東地方の中でも特に首都圏は、台風被害に対する脆弱性をはらんでいます。

首都圏では通勤通学で交通機関を使用する方が多いですが、交通網がストップしたときの対策についても考えておくと良いかもしれません。

入念に対策をしておけば、被害を最小限に留められます。
特に命を預ける家屋の点検は早め早めにしておきましょうね。
台風が上陸し、避難勧告が出るまでに事前の備えを万全にしましょう。

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