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新築店舗が雨漏りしたのはなぜ?止まらない雨漏りをどうやって止める?

2020年8月5日

雨漏り現場で起きたありえないエピソード!こんな雨漏りも直る!

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新築店舗完成後すぐに雨漏りが…どうして?

残念ながら、建物というのは少しの不具合により雨漏りが発生してしまうことがあります。ほとんどの場合、雨漏りは新築して数年経過してから発生します。しかし、中には驚くような雨漏りに出会ってしまうこともあります。

店舗の新築後の開店の際に、雨漏りがしていると連絡がきました。つい先日完成したばかりの新築の建物なのに、なぜ雨漏りが発生するのか?と耳を疑いました。

建物の中でも傘を差さないといけないほど、雨が室内に入ってきているというのです。しかも、今日開店でお客様が山ほど来るのに、室内でも雨が降っているとは?と驚きました。

駆けつけて風除室から入ると、雨がポタポタと垂れていました。雨の日の開店でしたが、普通は室内に入ると雨から逃れることができます。しかし、風除室に入っても雨を避けることができない不思議な状態となっていました。

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新築建物に対してあらゆる雨漏り調査を行う

雨漏りが発生すると、業者は様々な雨漏り調査方法で雨漏りの原因を突き止めます。その建物も様々な雨漏り調査を行い、雨漏りの経路を掴むことができました。

新築にも関わらずとにかく様々な部分から雨漏りが発生していたので、原因を見つけては修理を行う方法を行いました。すべての雨漏りの原因をつぶして雨漏りしない建物へと導く、という一般的な雨漏り修理方法です。

これで全て修理が完了したと思った矢先、また似たような場所から雨漏りが発生するという不思議な現象が発生しました。

念入りに調査をして全ての原因部分を修理したのに、また雨漏りが発生してしまう。新築の建物だから経年劣化などの可能性は考えられません。

一体どういうことなのか、と目を疑うほどのいたちごっこの状態でした。

様々な防水を行ってもうまくいかない中で、外壁コーキングの切れ方が気になりました。

コーキングというのは、外壁と外壁のつなぎ目などに注入されているゴムのような弾力と接着性のある建材の事です。

その新しいはずのコーキングが不自然な切れ方をしていたのです。

そこから原因は、防水層を破壊するほどの動きが建物に発生している状態という事が判明しました。

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新築の建物が動いてしまう理由

なぜその新築の建物は他の建物にはない特殊な動きが発生しているのか、工事着工前のプロセスを考えるとすぐに理由がわかりました。

どうやら、木造の建物にビル用の重い窓を採用していることが理由のようです。店舗という理由から、ビル用のオシャレな窓を使った設計となっていました。

ビル用の窓というのは、一般的に鉄骨造や鉄筋コンクリート造などに使う窓です。
木造の建物に使うということは、ありえません。

木造の建物には、木造用の窓を使うのが鉄則となっています。
その理由は、窓の重さを無駄に木構造体にかけないためです。

しかし木というのは、非常にたわみやすい素材です。そのため、木造の建物には重さで負担をかけない材料を使うことが大事となっています。

その建物はビル用の窓を使っていることで余計な力がかかり、木構造体にたわみが発生している状態となっていました。

構造体のたわみにより外壁のコーキングが無駄に引っ張られてしまうことで簡単に切れてしまい、そこから雨水が浸入し次々と雨漏りが発生してしまう状態になっていたのです。

そのためいくらコーキングを打ち直しても、建物が動くので再度引っ張られて、コーキングが切れてしまい雨漏りが発生する、この繰り返しの状態でした。

そのうち、建物の動きも限界となり動かなくはなる日はくるのでしょう。しかし、それまでは雨漏りとコーキングの繰り返しとなります。

お客様も、新築にも関わらず雨漏りばかり発生してしまう建物を使い続ける事になってしまいます。この状態を改善する方法を行い、一刻も早く雨漏りしない建物に落ち着かせないといけません。

建物の防水力を高める補修に考え方を変える

雨漏りをしている部分を修理しても、また数週間後、数が月後には雨漏りが発生してしまう建物です。これでは、建物の中が雨漏りによって腐ってしまいますし、お客様も納得できません。部分的な修理ではなく、建物全体に防水効果を発揮させる方法を考えました。

それは、外壁全体を防水塗装の1つの膜で覆うことです。

外壁に使う防水塗料というのは、防水性に富んでおりゴムのように伸びる伸縮性の高い塗料です。ゴムのような防水性の高い塗膜で外壁を覆うことにより、建物が動いて外壁に隙間が発生した場合でも塗膜で覆って守っているので雨漏りに発展しません。建物に大きな動きが常に発生している、この新築の建物に最適と思い採用することになりました。

店舗の外壁には柄のあるものが使われていたので、模様を遮らない塗膜でなくてはいけません。採用した防水塗料は透明なものとし、模様を遮ることなく美観を保ったままで塗布することができました。

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ひどかった雨漏りが嘘のように止まった

防水塗膜で外壁をすっぽりと覆った結果、建物に雨漏りが発生しないようになりました。あんなに雨漏りで苦労していて嫌な思いをしてきたのに、防水塗装で一気に悩みが解決されました。雨漏りで長い間ご迷惑をかけた分、雨漏りで劣化してしまった断熱材や構造体、内装材の全てを取り替えて綺麗な状態にしました。

それ以降、あのような雨漏りはピタッと止まりました。

新築の建物に発生した雨漏りは、設計屋さんの安易な考えと不適合な材料を見抜くことができなかった現場担当者の、ダブルの失態によって起きたものでした。

重度な外壁からの雨漏りも防水塗装でピタっと止めることができる

このように重度の雨漏りが発生している建物も、防水塗装を行う事で雨漏りをピッタリ止めることができます。

雨漏りを止めるために大事なのは、雨漏りが発生する根拠として考えられることを最大限にピックアップして全て行っていくことです。当たり前の雨漏り修理方法で雨漏りが止まることもあれば、全く止まらない場合もあります。

なぜこの雨漏りがこのように発生しているのかをよく考えることで、雨漏り修理のゴールは必ず見えてきます。そのため、直らない雨漏りはないといえます。今雨漏りで困っていて何をしても解決しない場合は、1度防水塗装を行える業者に依頼する事をおすすめします。

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