気付けばもう12月ですね。2022年も残りわずかとなり、年末が近づくと皆さん大掃除に取り掛かるのではないでしょうか?
普段は見て見ぬふりをしている家中のいたる所を少しずつ綺麗にして、良い年を迎えたいものですが、大掃除と言うと室内ばかりに目が行きがちですが、普段は目にしない所と言うと、家の外側である外壁やベランダ、屋根などの常に外気にふれている部分というのはかなり汚れているものです。屋根をご自身で点検するのは危険であり難しいですが、ベランダの排水まわりや雨樋などの汚れやゴミが溜まりやすい所は、大掃除のときだけでもチェックしておきたいものです。とはいえ、雨樋も屋根と同様でご自身でチェックすることはなかなか難しい場所なので、何年もの間、1度も見ることなく放置されていることがほとんどだと思います。ですが、雨樋は雨から住宅を守るとても重要な役割を持っており、雨樋に不具合が起これば、住宅の寿命は短くなってしまうのです。雨樋は、屋根から流れた雨水が直接外壁を流れないようにし、また地面に直接落ちないように適切に雨水を排水してくれます。ベランダの排水まわりであれば落ち葉やホコリなどのゴミを直接自分で取り除くことが可能ですが、雨樋となるとそうはいかないので、専門の業者の方に見てもらうことが必要となります。雨樋は、ゴミが溜まること以外にも自然災害などによりひび割れや破損していることもありますので、注意が必要です。しかし、屋根やベランダ、外壁や雨樋などそれぞれ耐用年数というものがあり、それまでは点検やメンテナンスはしなくても大丈夫だろうと何もしない方が多いのが現状です。耐用年数は、特別なことがない限りでの耐用年数であり、必ずしも絶対に何も起こらない期間という意味ではないのです。
外壁の耐用年数は約10年と言われていますが、
屋根は、屋根材にもよりますが耐用年数は20年〜40年、メンテナンスを行う周期としては5〜15年となっています。
外壁も屋根も同じことが言えますが、住宅が建っている土地がどういった環境なのか、気候や気温、周りの自然環境や大気汚染が多い場所なのかによっても寿命は大きく左右されます。また、外壁や屋根の塗装の状況によって、住宅を長持ちさせることが可能となるため、定期的にメンテナンスをすることが最も重要なのです。外壁や屋根は必ず経年劣化する場所であり、劣化の度合いがひどければ、雨漏りに繋がってしまう可能性があります。すぐに気付くことができる雨漏りであれば早期に対処することが可能ですが、見えない部分に雨漏りが起きてしまった場合は、気付いた時には腐食が起きていたということも有り得ますので、雨漏りが起こるのを未然に防ぐことが必要です。そのためには、やはり定期的に点検することで早期に不具合を発見することが大切となります。雨漏りは、屋根から起こるだけではなく、外壁から起こる可能性も非常に多いので、外壁のコーキングにひび割れや剥がれを見つけた際は注意が必要です。
メンテナンスをする際は、アフターサービスが充実しているかを確かめることが大切です。
その中で、優良業者なのかをきちんと見極めるようにしましょう。優良業者であれば、建設業許可票の許可書や、塗装技能士1級または2級の資格を持つ者が在籍しているかなど、信頼性があるかどうかが見極める際の大きなポイントとなります。アフターサービスは、メンテナンス後に何かしらの不具合が起きた場合でも、決められた年数以内であれば料金無しで対応してくれる所もありますので、事前に内容をきちんと確認することが大切です。その後の補償が充実していると、安心してメンテナンスを行うことができるでしょう。
メンテナンスの時期まではまだまだ年数があるとしても、日々の紫外線や雨風、自然災害などにより知らぬ間に劣化が進んでいる場合もあります。
普段は気にしていない場所だからこそ、年末の大掃除と共に点検をすれば、不具合を早期発見することもできる上に、住宅を長持ちさせ快適に安心して暮らすことができるでしょう。夏は梅雨の時期があるため、長い間雨による影響を受けており、梅雨が終われば夏の強い紫外線、そして台風や秋雨前線による影響を受けています。年末の時期は、それらの影響を受けた後なので、予期せぬ不具合が起きている場合があることをふまえて、ぜひ点検をすることをオススメ致します。雨が少ない12月ですが、下旬にもなると気温がぐっと低くなり霜がでるようになれば、塗装などのメンテナンスは行えなくなってきますので、専門の業者へ依頼することをお考えの場合は、工事期間を考えて早めに相談するようにしてください。家の中だけではなく、外も綺麗にし年越しを迎えることができれば、快適な気持ちで新たな年を迎えることができるでしょう。皆さん無理のない範囲で大掃除頑張りましょう。