雨の日の外出、憂鬱ですよね。
通勤や通学でどうしても避けられない移動。雨で濡れた靴で一日中過ごすのは不快な上、においや菌の繁殖も心配です。
ここでは、雨の日でも靴を濡らさない対策方法や、万が一大切な靴を濡らしてしまった場合のお手入れの仕方をご紹介します。
大事なプレゼンの日やお出かけの日、お気に入りの靴を濡らさず履ける便利グッズも紹介しているので、ぜひチェックしてみて下さいね。
備えて安心!雨の日にもシューズを守る防水アイテム
雨の日でも、どうしても履いていきたい靴がある方におすすめなのがシューズ用防水アイテムです。
ここでは「革靴」「スニーカー、ハイヒール」と、素材別に分けた対策グッズをご紹介します。
革靴の場合
実は、革は雨が苦手ではない素材です。
日々のお手入れで靴の内部に水が侵入しない状態を保つことで、雨の日に履いてもほとんど濡れない革靴にすることが可能です。
撥水スプレーは外出の30分前に
お手軽に使える撥水スプレーは、お出かけの30分前に使うことで強力な撥水効果を発揮します。
フッ素樹脂でコーティングするので、スウェード、キャンバス地にも使えて便利。
雨に濡れやすい前面やつま先だけでなく、靴全体に塗布しましょう。
レザーソールには、靴底用のミンクオイルやデリケートクリームがおすすめ
乾燥したレザーソールには水がしみやすく、靴の中への浸水の原因になります。
濡れ雑巾などで靴底を拭いた後、ミンクオイルやデリケートクリームを少量塗りこむことで、水の吸収を防ぎます。
滑りやすくなるので、塗りすぎには注意しましょう。
スニーカー、ハイヒール等の場合
布や合皮は、撥水加工されているものでも素材の目地や縫い目から水が入り込んできてしまいます。
おすすめなのは「レインカバー」です。
もちろん、革靴でも使用可能ですのでチェックしてみて下さいね。
スニーカーごとすっぽり!ラバー製のシューズカバー
汚したくない靴の上からかぶせることで、水濡れから靴を守るシューズカバーです。
学校指定のスニーカーがある学生さんにとくにおすすめです。
よく伸びるラバー素材が靴にぴったり張りつくので、お子さまでも楽に脱ぎ履きができます。
底には滑り止めもついているので安心です。
おしゃれ靴をしっかり守るハイヒールカバー
女性におすすめなのがハイヒールカバーです。
ヒールの部分だけが露出するので、履き心地も変わりません。
雨の日でも、ファッションに合わせたお気に入りの靴を履いていくことができます。
カバンに一つ入れておきたい、使い捨てレインカバー
突然の雨対策にカバンに1セット入れておきたいのが、使い捨てのレインカバーです。
ビニール製なので場所を取らず、持ち運びしやすいのが利点です。
雨で濡れてしまった靴のお手入れのしかた
雨で濡れてしまった靴を放置することは、靴自体の寿命を縮めてしまいます。
また、菌の繁殖も心配ですよね。
正しくお手入れすることで、濡れてしまった靴を傷めずに、長く履くことができるようになります。
ここでは、濡れてしまった靴のお手入れの方法をご紹介します。
ぜひ試してみてくださいね。
革靴のお手入れ
- 表面の汚れをふき取り、新聞紙の詰め物や乾燥剤を入れ、中を乾かす
- 型崩れ防止のためのシューキーパーを入れて、陰干しをする
- 雨で失われた油分を補給するため、デリケートクリームを靴表面に塗って仕上げる
スニーカー、その他靴のお手入れ
- 汚れを落とすため、濡らしても良い素材の場合は水で丸洗いする。合皮の場合は、表面の汚れを布でふき取る
- 新聞紙の詰め物や乾燥剤を使って中の水分をとる
- 風通しの良い場所で乾かし、仕上げに防水スプレーをかける
ココに注意
靴はドライヤーや暖房器具で急激に乾かすと、形が崩れてしまいます。
正しくお手入れして、大切な靴を長持ちさせましょう。
番外編:雨の日に靴を濡らさず歩くコツ
実は、雨に濡れにくくなる歩き方や、傘の差し方があります。
覚えておくと、いざというときに役に立つかもしれません。
雨に濡れにくくなる歩き方
足先から蹴りあげず、足全体を持ち上げるように歩く
かかとやふくらはぎが濡れてしまう一番の原因が蹴りあげです。足裏を水平に持ち上げるように歩きましょう。
かかとから着地、足裏全体を使う
足先やかかとだけで歩くと、水がはねる原因になります。
足の向きはそろえて、左右の足は少し離して歩く
「2本の直線の上を歩く」というイメージで、まっすぐ歩きましょう。
歩幅は狭く
雨の日は早く目的地に着きたくて大股になってしまいがちですが、歩幅が狭いほうが水の蹴りあげがおきなくなります。ゆっくりと小幅で歩くのが靴を濡らさないコツです。
雨に濡れにくくなる傘の差し方
シトシトと降る梅雨の時期の雨には、傘の差し方を気を付けて歩くこともおすすめです。
やりかたは、傘の角度を10度から15度、前に傾けて歩くだけ。
足元に雨が落ちなくなるので、靴が濡れるのを防げます。
横殴りの雨が傘の中にまで吹き込むような雨の日は、先に紹介したレイングッズで対策しましょう。
まとめ
- 各種防水アイテムを使うことで、どんな靴でも濡らさず移動することができる
- 雨で濡れてしまった靴も、正しいお手入れで長持ちさせることができる
- 歩き方や傘の差し方でも、靴が濡れないように対策がとれる
対策グッズをうまく使い、憂鬱な雨の日も快適に過ごしましょう。