雨になるとお出かけするのもちょっと面倒だなと思ったり、時間があるけど何しようかなと思った時に、家でお菓子でも食べながら映画でも観るのはいかがですか?雨にまつわる映画や、雨のシーンが印象的な映画はたくさんあります。そんな映画の中でも、きっと心に残る邦画をご紹介したいと思います。
となりのトトロ
皆さん1度は観たことがあると思います。
1988年に公開され、きっと誰もがトトロのことを知っているのではないでしょうか?雨の日にバス停でサツキとメイが父親が乗るバスを待っていると、となりに現れたトトロに傘を貸してあげるシーンはとっても印象的ですよね。トトロが傘に落ちる雨音にビックリして喜ぶところは、何度見てもワクワクした気持ちになります。テレビでもたくさん放送されているので、今でも愛されている作品です。
恋は雨上がりのように
2018年に公開された映画です。陸上部に所属する女子高生が、アキレス腱を傷めて競技から離れ夢をあきらめる失意の中、彼女は訪れたレストランで店長である冴えない男にある一声をかけられます。それを機にそこでアルバイトを始めた彼女は、密かに店長である彼への恋心を募らせる物語です。単なる女子高生とおじさんの恋愛模様ではなく、とても純粋な気持ちが伝わる言葉や演出、そこに雨の日と彼女の気持ちを重ね合わせている描写が素敵で、心温まる映画であり爽やかな気持ちになります。純粋で真正面からぶつかっていく彼女と、思慮深い言葉でさりげなく勇気づける店長。小松菜奈さんと大泉洋さん二人の魅力を感じてみて下さい。
いま、会いにゆきます
2004年に公開された映画です。雨の季節である梅雨の時期に起こる不思議な奇跡を描いた感動のラブストーリーです。雨の降る6週間という短い間に亡くなったはずの妻であり母親の彼女が姿を現し、夫と息子と再び3人で幸せに過ごす物語です。梅雨が終わりに近づくと3人の時間が終わってしまうことで悲しみが大きくなり、梅雨が終わって欲しくないと思う気持ちになるでしょう。日常の幸せや梅雨の美しさ、夫婦愛や家族愛が素敵に描かれている映画です。当たり前の日常の中の小さな幸せを大切に生きていこうと思える作品だと思います。
海街diary
2015年に公開された映画です。眩しい光に包まれた朝、鎌倉の古い家で暮らす3姉妹のもとに、15年前に家を出て行った父親の訃報が届きます。3人は山形での葬儀で、母親違いの妹と出会います。彼女の母はすでに他界しており、姉妹は身寄りを失くした彼女の気丈に振る舞う姿を見て、鎌倉で一緒に暮らさないかと誘いかけます。4人で始める新しい生活に、それぞれの複雑な想いが交差する物語です。日常を描いた中に、日本の四季折々の美しさが織り交ぜてあり、梅雨時期のあじさいがとても印象的に映し出されています。
天気の子
2019年に公開された映画で、君の名はが大ヒットした新海誠監督の作品です。天候の調和が狂っていく時代に生きる少年少女を描いたアニメーションです。離島の実家から家出して東京にやって来た高校生の帆高が、職探しに苦労しながらオカルト雑誌のライターという仕事にありつきます。何日も雨が降り続く中、帆高は弟と2人で暮らす明るい少女に出会います。そして帆高は、彼女が不思議な能力を持っていることに気づきます。祈ることで空を晴れにできる不思議な能力があるファンタジーな作品です。
おおかみこどもの雨と雪
2012年に公開された細田守監督の作品です。東京の郊外の大学に通う女の子の花は、おおかみの血を引くおおかみおとこである彼と恋に落ちます。共に暮らし始めた二人の間に生まれてきた子どもたちは、人間とおおかみのふたつの顔を持つ、おおかみこどもとして育ちます。二人は、雪の日に生まれた姉に雪(ゆき)、雨の日に生まれた弟に雨(あめ)と名づけます。4人はつつましくも幸せに暮らしていたが、突然おおかみおとこである彼がこの世を去ってしまいます。残された花は、雪と雨の二人をちゃんと育てると心に誓い、子どもたちが将来人間か、おおかみかどちらを選ぶこともできるように、都会を離れ豊かな自然に囲まれた田舎町の古民家に移り住むことを決意します。非現実的な作品ではあるものの、自分の道を力強く生きていく姿から勇気をもらえるファンタジーな作品です。
雨にまつわる映画は、邦画以外にもたくさんあります。雨が印象的なシーン、雨の季節の景色や花など目に残る映画も多く、そしてストーリーも心に残るそんな映画を楽しんでみませんか?雨の日は家にこもりがちになりますし、そんな時間を有効に使って気になっていた映画を一気見するのもとても良いですょ。
映画を観て、感情移入し涙することは、心のデトックスにもなりストレスレベルが下がるので、その後の気分が良くなります。雨と一緒にどんよりとした気分を洗い流しましょう。