住宅を購入し築年数が経過すると、経年劣化により家の至るところに不具合が見られるようになります。
何もせずに新築の状態を保つのは不可能なので、定期的な点検やメンテナンスを行うことが必要となりますが、外観の美が失われるのは、どのお宅でも気になるのではないでしょうか。
そこで、外壁塗装を考えることになると思いますが、いざ業者に依頼しようと思ったとき、住宅を建築した業者に依頼するのが良いのか、それとも外壁塗装に特化した業者に依頼するのが良いのか、一体どんなことを重視して考えるべきなのか迷うところだと思います。
外壁塗装のメンテナンスは、決して安価ではないため、依頼する業者は慎重に選ばなければなりません。
専門業者と謳っている会社の中には、残念ながら悪徳業者も存在します。また、優良業者であっても値段や対応などは様々ですので、ご自身に合った業者を見つけることが大切です。
業者を選ぶ際は、失敗をせずに納得のいく仕上がりになるためにも、相見積もりすることがとても重要になってきます。
そこで、実際に外壁塗装を行った経験のある方たちの口コミを見ていきたいと思います。
まず1番多い声を見ると、相見積をすることはとても重要ですが、2社では比較が難しいため3〜4社からの見積もりを取って比較した方が良いということです。
外壁塗装についての相場や塗料などの知識が全くない状態であっても、複数の業者から見積もりを取り、1社1社からきちんと説明を受けることで知識を得ることができるようです。
やはり自分自身に知識を付けることで、ご自身のニーズに合った業者を選ぶ際の大きな判断材料となります。
業者の方と話すときに、相手の経験や知識によって、こちらへの話し方や説明の仕方、工事の進め方や塗料の選定の仕方などは様々ですので、時間が許すのであれば、相見積を取った業者それぞれから細かく話を聞き、納得するまで質問を重ねましょう。
その際、何度もわからない事をわかるまで説明してくれ、安心させてくれる対応はとても重要です。
ご自身が気持ちよく頼める相手の人柄や相性は、最終的な判断材料の大きな1つです。また、同じ質問をそれぞれの業者にして、説明や対応の違いを見るのも大きな判断材料になるようです。注意点としては、見積もりの価格を比べた際に、1番安いからと即決で飛びつくのはやめた方が良さそうです。
安さの中には、ご自宅に合わない塗料や手抜き工事によって安い価格で提示している場合もあります。優良業者であり、きちんとした施工にも関わらず良心的な価格で工事を行ってくれる業者もあるかもしれませんが、そこはご自身の考え方や見極めが重要となってきます。外壁塗装は、決して安い価格ではないため、安いに越したことはないのですが、価格ではなく業者の方たちとの信頼関係を築くことで、安心と納得を得られるという経験者の方たちの声がたくさん見受けられました。
塗料の色選びについても注意が必要なようです。
よく色んな色が並んだ色の見本やカタログなどを見たことがあると思いますが、とても小さな大きさで載っていることが多いです。
色は、同じ色でも大きさの違いで感じ方が変わり、見本やカタログの様な小さな大きさで見ると、濃くて暗めの色に見えているはずの色が、大きさが広くなると何故か薄くて明るい色に見えるのです。
これは目の錯覚ですが、この錯覚により、仕上がった塗装の色がイメージと違うということが起こってしまうので、塗装の色を選ぶ際は、見本やカタログ以外にシミュレーション映像を見せて頂き、さらに業者の方は実際にどう見えるのか経験の中からアドバイスがあると思いますので、ご自身の希望だけで決めず、専門の方の意見を取り入れることが重要ということです。
色の見え方の違いは、大小だけではなく、日が当たった時にも見え方が変わり、劣化に伴っての色の変化など、経験豊富な業者の方の意見はとても参考になるものです。
工事については、外壁塗装となると足場が必要となるため、屋根のメンテナンスも同時に行う方が多いです。
なぜなら足場の費用は高額となってしまうため、何度も足場がかかる工事をすると費用が嵩んでしまいます。その点もふまえて業者の方と相談し、ご自身の予算に合わせて考えることをオススメいたします。
いかがでしたか?
何を重視するかは様々な考えがあると思いますが、経験者の方たちの声を参考に納得できる外壁塗装ができれば、安心して暮らすこともでき、また業者の方との関係も気分良く終えることができるのではないでしょうか。
どんな業者なのか見極めるためには、コミュニケーションを多くとり、直接話し合いをすること、工事内容だけではなく人柄を見るには言葉を交わすことが重要ということがわかりました。安心して長く暮らすためには、住宅の点検・メンテナンスを行うことが必要です。大切な家を守るために、築年数の経過や不具合がある場合は外壁塗装をぜひ検討しましょう。