台風16号 Nangka ナンカーの発生状況と予想進路をお伝えします。
日本は毎年数多くの台風がやってきます。
今年は8月に台風10号がとてつもない台風が沖縄・九州に大きな被害を残しました。それから9月10月と台風が続き、台風16号のナンカーも発生したため注意が必要です。
台風15号のLinfa リンファによる日本への影響はありませんでしたが、台風は事前にキチンとした対策をしていないと、ご自宅が雨漏り被害に遭うことも十分考えられます。
台風16号Nangka ナンカーと台風17号Saudel ソウデルの予想進路
台風16号Nangka ナンカーは10月12日ごろに日本の南海上で発生しましたが、日本には直接の影響はないとの見通しです。
台風16号Nangka ナンカーはフィリピン方面に進行し、温帯低気圧へと変化するとのことです。
しかし、台風17号Saudel ソウデルがフィリピンの東海上で発生しました。
今回の台風も、日本には直接の影響が少ないですが、10月は1年で最も台風が発生しやすい時期なので注意を払っておきましょう。
そこで今回は
①台風の際に多く報告される雨漏り被害
②雨漏り被害に見舞われた際に活用できる火災保険の申請方法
の2点について皆様にご紹介したいと思います。
台風の時期に雨漏りが増える理由
台風の際は風速20m/s越えの強風が吹き荒れます。
この強風によって、家が壊れると、雨漏りの発生リスクが高まってしまいます。
そのため、雨漏り被害は、台風の時期に最も多くなっているのです。
雨が断続的に降っている梅雨時よりも台風シーズンの方が雨漏りしやすい理由はここにあります。
例えば、物が飛んできて屋根の瓦を破損することもあります。
瓦がずれたりヒビが入ったりすると、雨漏りにも直結しやすいでしょう。
また、台風の際の横に吹きつけるように雨が降ります。
そのため通常では問題のない箇所でも、雨が室内に降り込んでしまうのです。
事前にチェックしておきたい雨漏りが起きやすい箇所5選
では、ここでは雨漏り被害が起きやすい箇所をご説明します。
①屋根
屋根は雨漏りが発生しやすい場所です。先に紹介したように、台風で瓦やスレート屋根がずれたり、壊れたりすることで、屋根裏に雨漏りしてしまうケースも見受けられます。
強風によって屋根材が吹き飛ばされてしまうこともあるので、台風のときは特に注意が必要です。
②屋上
屋上(陸屋根)も雨漏りの原因となりやすい場所です。屋上は屋根と違って平らになっているので、排水がスムーズにおこなわれないと、プールのように雨水が溜まってしまいます。
そのため、排水口(ドレン)の劣化や施工不良、ゴミのつまりがないか、台風が来る前にチェックしておくことをおすすめします。
また、ほとんどの屋上には防水工事が施されていることが多いですが、防水層を作ってあるからといって、永久に雨漏りしないわけではありません。
防水層が劣化してひび割れたり、防水シートに水が入って膨れてしまったりするので、定期的にメンテナンスして、台風の雨漏りに備えましょう。
③外壁
台風の際は雨が吹き付けるので、横からの雨漏りのリスクが高くなります。
例えば、外壁材の隙間がしっかり塞がれていないと、そこから雨水が入り込んで雨漏りの原因となってしまいます。
わずかな隙間も雨の侵入経路となってしまうので、外壁のメンテナンスは定期的におこなうことが大切です。
④「雨仕舞い」(あまじまい)
雨水が住宅内部に入らないようにする部分を「雨仕舞い」(あまじまい)と言います。
具体的には、雨樋や窓のサッシ、防水層の立ち上がり部分などです。
雨仕舞いが台風で壊れてしまうと、雨がスムーズに排水されずに雨漏りに直結するおそれが出てきます。
雨仕舞いは日頃からチェックしづらい場所ではありますが、台風で雨漏りしてしまったときは雨樋などが壊れていないか確かめてみてください。
⑤ベランダ
ベランダは雨が吹き込みやすく、雨漏りしやすい場所です。
まず排水口はゴミが溜まっていると排水が出来ないので、こまめに掃除をしておいたほうが良いでしょう。
屋上と同じく、ベランダも防水層の劣化が雨漏りのリスクを高めてしまいます。ベランダも台風が来る前に点検して、必要なメンテナンスを済ませておくと良いですね。
すでに雨漏りしてしまっている場合は、自己流のDIYで雨漏り対策をすると、しっかり雨漏りが止まらないかもしれません。
雨漏りの原因を見極めて、プロの手で必要な防水工事や雨漏り補修をすると安心です。
雨漏り補修をするときは、防水の知識が豊富な雨漏り匠ナビにぜひご相談ください。
雨漏りが発生!火災保険で修理をする方法
ここからは雨漏り被害に遭ってしまったら、ぜひ活用したい火災保険について詳しく説明したいと思います。
「台風被害で火災保険?」と思われるかもしれませんね。
火災保険は火事だけではなく、強風による被害(風災)も補償対象となっています。
飛んできた物で家が壊れたり、屋根が強風で吹き飛んだりして雨漏りが起きた場合も補償の対象になる可能性があるのです。
ただし、火災保険を使って雨漏りを直すときには、強風の被害によって雨漏りしていることが証明できなければなりません。
経年劣化によって雨漏りしている場合は、火災保険の対象外となるので注意してくださいね。
雨漏りしたときに役立つ火災保険の申請方法
台風が原因で雨漏りしてしまったときは、まずご自分が加入している火災保険の補償対象を確認してみてください。
ここからは、実際に雨漏りの修理に火災保険を使うときの流れとポイントを解説していきます。
step
1被害の状況と火災保険の確認
まず最初に、被害状況を確認をします。
建物が破損している場合は、写真に撮っておきましょう。
ただし、無理に危険な個所の写真をとる必要はありません。
屋根の上など、危険な場所は修理業者が調査するのでご安心ください。
step
2修理業者の現地調査
被害状況と保険の契約内容の確認が終われば、次は雨漏りの修理業者への連絡です。
ただし、台風シーズンは雨漏りが増えるので、なかなか業者と連絡が取れない場合もあります。いい業者がすぐに手配できないとお困りの場合は、雨漏り匠ナビまでご相談ください。
火災保険を申請するには被害状況の報告と工事の見積りが必要です。火災保険を利用する場合は、業者による現場調査と見積り作成をお願いしましょう。
step
3火災保険の申請
見積りによって工事の費用が確認出来たら、保険の申請に移りましょう。
火災保険の申請は、加入者自身が行います。修理業者が保険の申請を代行するわけではないので覚えておいてくださいね。
台風被害が証明できないと火災保険が下りない?!
火災保険の申請をする際、雨漏りの原因が台風によるものだと証明しなくてはいけません。
実際に、台風の後に雨漏りがひどくなっていたとしても、以前からの劣化が雨漏りを引き起こしているケースもあるからです。
そのため、火災保険を使った雨漏り修理の実績が豊富な業者を選ぶこともポイントですね。
逆に、経験の浅い業者だと情報収取やアドバイスが不十分で、申請がスムーズに通らないこともあります。
さらに悪質な業者だと、詐欺まがいの契約やトラブルに巻き込まれるおそれもあるのです。
トラブルを未然に防ぐために、気になることや疑問点は必ず確認をするようにしましょう。
自身で納得できるまで質問をし信頼できる業者なのかを見極めるようにすることが大切です。
信頼できる業者の見極めに困ったら、防水のプロが厳選した雨漏り修理業者を紹介いたします。早く優良な業者を探したい方は、雨漏り匠ナビにお問い合わせくださいね。