雨が引き起こす災害による被害は小さくありません。
日本各地で豪雨被害が相次いでおり、その中には豪雨による二次災害により命を落とす方も少なくありません。
今回は、雨が引き起こす二次災害にはどんな種類のものがあるのか、またどのような対策方法があるのかを紹介します。
ぜひ雨が引き起こす二次災害についての知識を深め、実際の行動に役立ててください。
雨が引き起こす二次災害とは?
雨が引き起こす二次災害は、主に氾濫、浸水、土石流、地すべり、がけ崩れの5つが挙げられます。
氾濫や浸水は、川の水が溢れたり洪水が起きたりすることで発生しますが、家が浸水したり、建物が流されてしまったりすることがあります。
復旧に時間がかかることが多く、特に浸水してしまった家などは元通り住めるようになるまでかなりの時間を要することになります。
川から離れた場所でも、浸水被害が起きることは多くあるので、川沿いでなくとも警戒するようにしておきましょう。
また、大量の降雨により地面に水分が貯まることで、土石流や地すべり、がけ崩れが発生する可能性があります。
これらの二次災害は発生してから被害が出るまでのスピードがとても早いため、避難し遅れてしまう場合もあります。
特に、これらの災害が発生した地域では、地盤が緩んでいるため、再び同じ災害が起こる可能性が非常に高くなります。
避難が遅れ、命を落とす方も少なくないので、注意が必要です。
雨が引き起こす二次災害に対する対策方法は?
では、これらの二次災害に対して、どのような対策方法があるのでしょうか?
ここでは、大切な3つの対策方法を紹介します。
この3つの対策をとるかどうかでも、大きく結果は異なりますので、必ず理解して実践するようにしましょう。
防災グッズの用意
まずは防災グッズの用意です。
もし、自宅近くで災害が起きそうになった場合、近くの避難所に避難することになります。
しかし、その際に防災グッズを用意していなければ、避難しても必要最低限の対策が取れず、非常に苦しい生活を迫られることになります。
また、自宅に居ることができたとしても、水や電気が使えなくなってしまうこともあるでしょう。
その場合も、水分や電気が確保できなければ、喉がカラカラに乾いた状態で真っ暗闇の中で生活しなければなりません。
そのため、最低3日分、可能であれば1週間分の防災グッズを用意しておくことが大切です。
ハザードマップの確認
続いて、ハザードマップの確認です。
自宅付近ではどのような災害が発生する危険性があるのか、災害が起きた際、起きそうな際にはどのように避難をすれば良いのかを確認します。
こうすることで、実際の避難計画を立てやすくなったり、咄嗟の際に迷わず避難したりすることができるようになります。
災害ごとにハザードマップが用意されているため、必ず複数のハザードマップを確認しておきましょう。
最新の気象情報の確認
ここまでは、災害が起きる前にできる対策を紹介しました。
最後は災害が起きそうな場合の対策です。
それは、最新の気象情報の確認です。
雨がどのくらい降るのか、川がどのくらい増水しているのかなど、こまめにチェックすることが大切です。
また、市区町村からの避難情報も出されるので、それらに注意しながら過ごしましょう。
「見ていませんでした」「聞いていませんでした」では、あなたの命が危ないです。
必ずアンテナを立てて、必要な情報を入手するようにしましょう。
まとめ
今回は、雨が引き起こす二次災害の種類やその対策方法について紹介しました。
主に氾濫、浸水、土石流、地すべり、がけ崩れの5つの二次災害の危険性があります。
対策としては、防災グッズの用意やハザードマップの確認、さらには最新の気象情報の確認が挙げられます。
もしもの場合に備えて対策しておきましょう。