大雨が降った後に晴れると、虹を目にすることも多いのではないでしょうか?
お子さんから「ママ、何で虹が見えるの?」と聞かれたときに、科学的に答えるのも良し、「お空が笑ってるのかな」と想像力を育むも良しですが、今回は雨の後の虹について、科学的に説明します。
虹は、「太陽光、空気中の水、人間の視覚」によって現れます。
そもそも人間の視覚は、脳で認識して識別しているものなので、すべての生物が同じように世界を見ているわけではありません。
新海の生物には、「赤」が見えない視覚を持つ生物や、そもそもモノクロにしか見えない生物もいます。
「太陽光」は、人間の視覚で認識できる「可視光線」と可視光線よりも長い波長の「赤外線」など、可視光線よりも短い波長の「紫外線」や「X線」や「ガンマ線」で構成されています。
虹は七色ですが、人間の目が可視光線を認識して見えるのです。
七色と色が違うのは、可視光線の波長の長さにより、脳が違った色と認識するためです。
可視光線の色は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫という波長の長さが長い順に並ぶため、虹の色は七色に並んで見えます。
太陽光が空気中の水滴を通り各色の波長に分かれるので虹ができるのです。
大雨の後は、空気中に水蒸気が多く含まれているため、太陽光が屈折しやすいことから、虹が出やすくなります。
太陽が低い位置にある、太陽を背にした状態の位置に虹が現れます。
台風や大雨で気分が落ち込むシーズンでもありますが、お子さんとお出かけした際には、ぜひ雨上がりの虹や、自然の状態変化を楽しんで下さい。