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バリアフリー設計が湿気を呼び込む危険

高齢化社会と言われるようになって久しい昨今、「バリアフリー」は集合住宅から戸建住宅まで、設計段階で取り入れられるようになりました。足腰に不安のある高齢者や障害のある方々にも、優しく無理なく移動を可能にしている設計です。
部屋と廊下、トイレ、お風呂も段差を無くして、事故や怪我のない安心して暮らすことができます。
高齢者に楽しく安全に生活を楽しんでほしいとの願いから、庭への出入も「バリアフリー」にした設計が、逆に不快な状況を生んでしまった例を紹介します。

●自然に親しむ高齢者集合住宅
●自発的アンケートの結果
●カビの発生原因
●日本の伝統的建築手法
●まとめ

自然に親しむ高齢者集合住宅

昔ながらの里山沿いの集落をイメージした低層の高齢者集合住宅は、「バリアフリー」「自然とのかかわり」「接地感」をテーマにしています。
各住戸は、植栽、築山、壁などを利用して作られたセミプライベート空間を介して、コミュニティー道路に繋がっています。
バリアフリーで特に工夫したのが、一階の室内と外部デッキ、地面との高低差を無くして、お年寄りが出たい時にすぐに庭に出られるようにした点です。
自然に親しんでほしいとの思いから生まれたアイデアでした。
入居されたお年寄りに喜んでもらえる設計ができたと、自負していました。

自発的アンケートの結果

住人が住み始めて数か月経ってから、住人の意見を聞きたいと思い立ち、設計者自らアンケート調査をしました。
自信作だったので、良い結果が出るものと思っていましたが、結果はその反対にたいへん厳しいものだったのです。
大きな問題になったのが、室内に発生した「カビ」で、特に1階に多く発生していました。
高齢者住宅ですから、健康面や安全には特に注意していましたが、結果としてカビが発生して、入居者の健康を脅かす状況になっていたのです。
通風や断熱には十分配慮して設計しましたが、カビの発生度合は許容範囲を超えていました。

カビの発生原因

カビの発生要因の一つは「バリアフリー」にある、との結論にいたりました。
バリアフリー設計は、内と外の段差を無くしたことで、「外部の湿気」という自然の負の要素を室内に呼び込むことになりました。特に雨上がりの晴れ間に戸を開けると、地表の湿度100%の空気が、室内に流れ込むのです。
床の高さを地面に合わせたことによって、コミュニティー道路を歩く人の視線を強く感じたり、道路を歩く人から「見下ろされる」「のぞかれる」ような感覚に、不安を抱くようになったのか、戸やカーテンを閉めて生活している人が多くいました。
換気のあまりされていない空間で石油ストーブを使用されると、室内の湿度は一層高まり、結露が発生します。
カビが発生しやすい状況になっていたのです。

日本の伝統的建築手法

昔の住宅は、床を地面から高く上げて「縁の下」「縁側」など空間を作り、湿気が室内に入りにくくしています。
そんな造りの家で、お年寄りは縫物をし、縁側に座りお茶をすすりながら長話をする。
気持ちよさそうに居眠りをするおばあさんは、本当に居心地よく気持ち良い暮しをしていたのでしょう。
ところが、床と地面を同じレベルで、真っ平らにしてしまい、バリアフリーで描いていた安心・安全な暮らしが、返って不健康な暮しを提供することになってしまいました。
床が地面から高い位置であっても、自然環境や人との良い関係を築いていけるのです。
このような日本の伝統的な建築の手法を見直す必要性と、「バリアフリー=段差を無くす」という単純な考え方が大きな間違いだったことを痛感しました。

まとめ

シニア期に入ると、歳を重ねて高齢者と呼ばれる年代になったら、どんな暮らしをしたいか、リフォームする時はバリアフリーにしたいと願うと同時に、人との関わりを近からず遠からずの関係を心地よく思えたりします。
人の視線もとても気になります。
自然環境も大事にして暮らしたいし、安心・安全に暮らしたい、健康が一番、ととても欲張りになります。全部を叶える暮らし方はなかなか出来ることではありませんが、健康被害に悩まされない暮しがしたいものです。
思い込みのバリアフリーではなく、暮らす人の立場、目線に立った住宅が望ましいですね。

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