住宅の大敵のシロアリは、大敵だという事はご存知の方が多いと思いますが、では一体なぜ大敵なのか、そしてなぜシロアリはやってくるのか、そこまでは知らない方も多いのではないでしょうか
そんなシロアリと雨漏りについて見ていきたいと思います
シロアリと言えば、床下を想像すると思いますが、まさしく床下がシロアリ被害がとても多い場所なんです
土の中には、イエシロアリとヤマトシロアリが生息しており、簡単に床下に侵入できてしまいます
シロアリは何が大好物かご存知でしょうか?
それは木材です
木材は木材でも、湿った木材なんです
住宅の木材が湿るということは、考えられるのは雨漏りです
この事から考えられるのは、雨漏りに気付かなかったか、雨漏りに気付いていたけど放置していたかのどちらかという事になります
雨漏りが起こると、室内に到達するまでに壁や木材を通過してきます
それが頻繁に続くと、木材は湿った状態が続いてしまいます
その状態は、シロアリの格好の餌となってしまいます
餌を見つければ、シロアリがどんどん増えていき柱なども食い尽くしてしまう為、耐震性も弱くなってしまいます
とても恐ろしいことなんです
たかがシロアリと思いがちですが、駆除すればいいというわけではありません
たとえシロアリを駆除しても、雨漏りの修理が出来ていなければ、またシロアリは寄ってきます
シロアリの駆除に、雨漏りの修理となると高額な費用がかかります
そうならない為にも、定期的な雨漏り点検が必要なんです
雨漏り点検は、専門業者へ依頼を
雨漏りの点検や修理は、自分で出来そうと思うかもしれませんが、なかなか原因を特定するのは難しいものです
専門の業者であっても、長年の知識と経験さらに技術も必要となる為、特定に時間がかかる事も有り得ます
ご自分で対処し、雨漏りが止まったとしても、目に見えていない外壁と内壁の間や、床下、配管などはやはり素人での修理は難しいので、専門の業者に依頼するのが良いでしょう
雨漏りに気付かず、シロアリの被害に合っていることにも気付いてなかったが、ある事がきっかけで気付くことがあります
実際に被害に合っていた方の多くが、羽アリを見た事がきっかけでシロアリ被害に気付いています
また、壁や床の歪みや触ると柔らかくなっていたことで被害に気付いている人も多いようです
気付いた時には、かなりシロアリの被害が進行している可能性が高いと思われます
そのままの状態で住み続けると、最悪の場合ご自宅が崩壊という恐れもあります
過去の大地震で崩壊した住宅の中には、シロアリの被害にあっていた住宅も多く確認されています
それを防ぐためにも定期的な住宅の点検は大切なことなんですね
雨漏りが発生しなければ、住宅の木材も湿ることがないので、シロアリも寄ってこない事になります
シロアリが寄ってきやすい住宅
雨漏りによる木材の湿りでシロアリは寄ってきますが、室内に湿気が多い家は注意が必要です
例えば、クモであったりゴキブリやナメクジなどの発生頻度が高い場合は雨漏りが原因かもしれません
湿気を好む虫の発生には要注意です
また、室内の湿気を逃がす工夫をするのも大切です
浴室は湿気の多い場所なので、湿気がこもりっぱなしにするのは避けたほうが良いでしょう
シロアリ予防するには
シロアリが寄ってくるのを予防するには、専用の薬剤を床下に撒くバリア工法という方法があります
隅々までくまなく薬剤を撒くことによって、シロアリを寄せ付けない方法で、効果は最長5年となります
実はこの方法は、薬剤や道具を自分で用意し撒けば出来るものなんですが、専用の薬剤を全く隙間なく撒くのは労力も技術もいります
そのため完全に予防したいのであれば、費用は上がりますが、やはり専門の業者に依頼するのが良いかと思います
住宅を建てる予定のある方は、あらかじめこの方法を取り入れて建てた方が安心だと思います
なぜならシロアリの被害は築年数に関係なく発生するからです
もちろん築年数が多い方が、劣化は防げませんのでシロアリ被害は多いですが、新築だからと安心するのは禁物です
5年ごとに薬剤散布するのをオススメします
ここまでで、雨漏りとシロアリの深い関係がよくわかったと思います
雨漏りを放置してしまうと、シロアリ以外にもカビや腐食など恐ろしい二次災害が起こり、被害が大きくなってからでは、修理代金も大きくかかってしまいます
安心安全な生活を送るには、雨漏りを放置せず早めの対策、早めの修理が必要です
安心を得る為に、必ず定期点検をするようにお願いします
相談や見積もりは無料で出来る所がほとんどです
修理や点検を依頼する際は、業者の見極めも大切な為、必ず見積もりをとり説明をきちんと聞いて判断するようにしてください
業者のホームページを見ることも忘れないようにしてください
中には悪徳業者もありますので注意しましょう
快適な生活が送れるように色々な知識を得るのも大事なことですね