ご自宅の外壁を確認したことはありますか?
日頃から確認する方はなかなか少ないと思いますが、外壁にひび割れを発見したら、驚いて予期せぬ事を考えてしまいますよね
家が壊れたらどうしようと不安になる方もみえると思いますが、表層の外壁塗装だけのひび割れでしたら、経年劣化により発生することがあります
また建築して間もない場合は、外壁塗装の施行不良などにより発生することもあります
外壁のひび割れの原因として、他にもいくつかあるので見ていきましょう
経年劣化は、どうしても免れることが出来ない為、起こってしまうのは仕方ない部分もありますが、この経年劣化に加えて、車などの振動や地震などの影響も加わり、ひび割れが生じてしまうことがあります
車の振動は、特に大型車がよく通る道沿いや電車の線路の近くに家がある場合は、常日頃から振動の影響を受けているので、ひび割れが出来やすい環境となっているでしょう
恐ろしいのが、ここに地震の影響も加わると、外壁の表層だけではなく外壁の奥の外壁材にまでひび割れが到達してしまう可能性があるので、早く気付くことが大切です
雨樋の不具合により、雨水が外壁を長時間流れるなども、外壁の劣化するスピードを早めてしまう為、ひび割れを起こすことがあります
このように、いくつかの原因が重なって出来るひび割れですが、放置してしまう、または気付かないまま過ぎてしまうという方も多く、1 度ひび割れしてしまった外壁は自然に元に戻ることは無く、むしろ悪化していってしまうので注意が必要です
注意するポイント
ひび割れの幅が0.3mm以上の場合は、外壁の奥の外壁材にまでひび割れが進行している可能性があります
ひび割れした所から様々な被害が発生してしまいます
雨水が侵入し、外壁材にまで到達してしまうと、カビが発生します
湿度も高くなる為、シロアリが発生する可能性が高くなります
また、そこから雨漏りへと繋がることも考えられる為、早急に修理が必要となります
雨漏りは、屋根からが多いと思われがちですが、外壁のひび割れからの雨漏りは非常に多いのが現状です
長期間このような状態が続くと、健康被害を引き起こすこともある為、注意が必要です
ひび割れの状態が悪化すれば、外壁内部の腐食により外壁が剥がれていきます
断熱材に雨水が侵入すれば、断熱効果は無くなってしまいます
数々の被害が拡大すればする程、建物の耐久性が減少し危険な状態になってしまう上に、修理費用が高額になってしまうので、早めの対策が必要となります
0.3mm以上なのか以下なのか、またひび割れの状態などは、やはり専門の業者でないと適切な判断はできません
ご自身で、これくらいのひび割れなら大丈夫だろうと判断し放置することだけは避けてください
専門の業者に依頼しようと思った時に、気をつけなければならないのが、悪徳業者です
ひび割れは、外から確認できるので、そこを狙って訪問してくる場合があります
実際にひび割れしているので、このままだと危険であることや修理内容についてもセールストークをしてくると思いますが、実績のある業者であれば飛び込みで訪問することはほぼ無いと思いますので、騙されないようにしましょう
契約してしまって、高額な請求をされトラブルに繋がってしまうことがあります
業者を選ぶ際は、その業者の実績や所在地などホームページは有るか必ず事前に確認するようにしてください専門の知識、専門の資格を持った人がいるか、保証内容はどうか、アフターフォロー体制や誠意など確認するポイントはいくつかあります
そして、見積書を必ず出してもらいましょう
その内容も細かく丁寧に記載してあるか、それ以上にかかることはないかなど必ず確認するようにしてください
ご自身で応急処置をする際の注意点
今はホームセンターなどで様々な材料が売っていますが、隙間を埋めるコーキング材には色々な種類があります
急いでいても、適当に選んで処置を施すのは絶対にやめましょう
後々、専門の業者に修理して貰う際に余計な費用がかかってしまう場合があるので、初心者でも使いやすい物を選び、応急処置をするようにしてください
初めにも記載しましたが、経年劣化は免れることは出来ません
ですが、経年劣化以外にも様々な原因が重なって出来る外壁のひび割れは、普段から外壁のチェックをしていない限りなかなか気付きにくいものです
気付くのに遅れると、被害が拡大することもおわかりになったと思います
ひび割れ以外にも言えることですが、やはり気付いたら放置するのはやめましょう
放置して良いことはありません
早めの対策で、修理費用も安く済みますし、様々な不具合が出てからでは、毎日の暮らしにも悪い影響を及ぼしかねません
腐食が進めば修理では済まず、早急にリフォームや建て直しが必要となることもあります
そうならない為にもご自身の早めの判断でお住いを守りましょう