雨漏りや外壁塗装など、業者へ依頼する際に優良業者を選ぶことが重要ですが、どの業者が良いのか迷ってしまうと思います。
まずはホームページなどを調べ、ご自身の予算と照らし合わせ、業者の特徴や雰囲気などから数社に絞りましょう。そして相見積をすることが大切です。相見積とは、検討している複数の業者から見積書を出してもらうことです。注意したいのが、手当たり次第に気になった業者から相見積をすることは間違いです。相見積はたくさん取れば良いということではなく、数社に絞った上で相見積をとりましょう。取れば取るだけ迷う業者が増えてしまうので、それだけ時間を消耗してしまいます。また相見積をとる際には、それぞれの業者に同じ条件で見積書を出してもらい、相見積であることを伝えるようにしましょう。その際に他社の見積書を別の業者に見せたりするのは御法度です。金額を値下げさせようと他社の見積書を見せて交渉するのは、業者にとって良い依頼者ではない印象を与えてしまいます。
金額はもちろん大事ですが、優良業者か判断するのに確認したいのは、見積書が誠実かどうかです。
見積書には決まった記載方式がないため、業者によって書き方は様々なので、似たような見積書でも丁寧さやわかりやすさが違ってくると思います。まず知識がないかもしれない一般の依頼者に対して、専門用語ばかりの見積書である場合、説明を聞かない限りわかるはずがありません。ですが、業者によっては専門用語の後にわかりやすく説明が記載してあることがあります。作業内容から作業に使用する道具の種類なども細かく記載している所もあるので、それだけで優良業者と決めつけることは出来ませんが、そういった所は大きな判断材料となります。逆に専門用語ばかりで、使用する材料なども一式とひとくくりに記載してあるだけの見積書は、あまり良い印象を受けません。受け取り手の判断にはなりますが、相見積をした場合は、比べる際にマイナスの業者と捉える方が多いのではないでしょうか。
他に、項目の金額が適正かどうか判断する必要があります。
工事内容に対しての相場を調べておきましょう。その上で、疑問に思ったことをまとめておき、それぞれの業者から説明を聞くのも良いですし、相見積をとった中からさらに絞って説明を聞いても良いと思います。説明を受ける際は、納得のいくまで細かく質問することも必要です。話をしている中で、あまり良い顔をしない業者はやめましょう。そして注意したいのが、支払い方法や支払い期間です。中には全額前払いで費用を請求してくる業者がありますが、工事が始まってもいない段階で、全額要求するような業者を優良業者とは思えません。それまでの見積書や説明や対応がいくら良くても、全額前払いの説明を必ず受けるようにしてください。ほかに、見積書に署名や捺印を求められた場合、悪徳業者の可能性が高いので十分に注意することが必要です。署名や捺印をした見積書をそのまま業者に渡してしまうことで契約成立という方向に持っていかれることがありますので、安易に応じるのは絶対にやめてください。ホームページがギラギラ派手すぎる業者も注意が必要です。
相見積をした上で、契約をする業者とそうでない業者と出てくると思いますが、ほとんどの業者が見積書までは無料な所が多いですが、手間と時間がかかっていることもありますし、人と人との取り引きですから、お互いに気分よく終われるように、契約しない場合はきちんとお断りの連絡をするようにしましょう。
断りの連絡であった場合、業者側は残念に思うでしょうが、きちんと連絡をしてもらえるかもらえないかで、貴方に対しての印象は大きく変わると思います。
最終的にここが良いと判断するのはご自身ですから、得た知識を参考に信頼できる優良業者を見極めていただきたいです。知識がないまま、担当者の人の良さだけで決めるのは、騙されることにも繋がってしまう恐れがあるので注意してください。金額に関しても、
安さだけで飛びつくと仕上がりが思い通りではなかったり、品質や施工不良であったりと、後に色んなトラブルが発生することもありますので、あまりにも安すぎるお値段の場合も注意が必要です。
業者のホームページから、実績や口コミなども必ず確認するようにしましょう。実績に関しては、実際に行ってきた自信のある業績であると思いますし、口コミは実際に利用した方たちの声ですので大いに参考になると思います。工事をして終了ではなく、アフターフォローもどれだけ充実しているのか確認するようにしてください。工事内容によっては高額な取り引きになることもあるでしょう。後悔しないためにも正しい知識、優良業者を見極めて契約を進めていきましょう。
また、見積を一括で取ることができるサイトなどが今はいくつかありますが、個人情報を入力しなければいけないサイトには注意が必要です。