マイホームの屋根に太陽光パネルを設置していますか?
太陽光パネルは、どのように屋根に設置しているかご存知ない方も多いと思いますが、大まかに言うと屋根に穴を開けて設置をしています。これだけを聞くと、屋根に穴を開けるなんて信じられないと思うかもしれませんが、屋根に関して正しい知識と技術を持ち合わせている業者が設置を行えば、まず雨漏りが起こることはありません。ですが、知識や技術が伴わない業者が設置した場合、雨漏りが起こる可能性は高くなってしまうのです。屋根に穴を開けると言いましたが、優良業者であればきちんと防水処理を行っているはずです。この防水処理がされていなければ、雨漏りが起こるのは当然ということになってしまいます。
屋根材には様々な種類があるので、それぞれの屋根ごとに太陽光パネルの設置方法は異なります。太陽光パネルを設置するのに最も適した屋根材は、金属屋根になります。なぜ金属屋根が適しているかというと、それは屋根材の中でも特に軽量であるため、太陽光パネルを載せたとしても、建物への影響が少なくて済みます。また、金属屋根の寿命は25年から35年と長く、きちんとメンテナンスを定期的に行うと、さらに寿命は長くなります。
太陽光パネルの屋根への設置方法としては、太陽光パネルが動かないように架台と呼ばれる金具を取り付けるのですが、架台を取り付けるためには、屋根材、防水シート、屋根の野地板と垂木に穴を開けます。
そして架台を取り付け、釘を打つという流れが一般的です。雨漏りが起きている場合は、これらの工程に何らかのミスがある可能性が高いです。穴がズレていたり、屋根が劣化状態にも関わらず太陽光パネルを設置していたりと、適切な状態で工事が行なわれておらず、また必要な工程である防水処理を行っていない場合などが考えられます。こうした施工不良による太陽光パネルの設置が行われないためにも、しっかりとした知識と技術を持つ業者に依頼することが必要なのです。太陽光パネルを設置する業者は、屋根に関する知識も必要となります。業者に依頼する際は、過去の実績、施工内容、費用、保証内容をしっかり調べた上で、依頼するようにしましょう。特に、雨漏りが起きた場合はどういった保証があるのか、きちんと確認しておくことも必要です。一度設置すると、長い間使用することになると思いますので、大きなトラブルを避けるためにも、優良業者に依頼し、安心して暮らしていけるようにしたいものです。
万が一、雨漏りが起きた場合の対処法としては、太陽光パネルの設置業者の保証内容をまず確認し、雨漏りの原因が設置工事の不備ということであれば、損害に対する補償と、不備の修繕を求めなければなりません。
ですが、雨漏り修復の依頼をするのは、設置業者とは別の業者に依頼しなければならないということを事前に把握しておきましょう。雨漏りに関しての知識や、屋根の雨漏り調査、雨漏りの原因である屋根部分の補修などは、雨漏りを専門とする業者でなければ完璧に直すことはできないからです。雨漏り箇所を特定するのは、知識と経験が非常に重要であり、間違った補修をしてしまえば、再度雨漏りが起こり、補修を繰り返すとなると費用も嵩んでしまうことになりかねないので注意しましょう。
屋根の補修に関しては、比較的新しい屋根であれば部分的な補修で済みますが、屋根の劣化状態によっては、なんらかの劣化が原因で雨漏りが今後も起こってしまうことが考えられるため、屋根の葺き替え工事、または屋根重ね葺き工事が必要となってくる場合もあります。
屋根の葺き替え工事とは、一度全ての屋根材を取り外し、新たな下地処理をすることで強度を増し、その上に新たな屋根材を張る全面張り替え工事となります。全面張り替えるとなると、費用面が心配になると思いますが、劣化した屋根をそのまま使用することで雨漏りを繰り返せば、建物への悪影響はかなりのものとなり、部分補修を何度も行う費用の方が、トータルで考えると大きい場合もあります。また、屋根葺き替え工事を行うメリットは、太陽光パネルを設置するのに適した屋根材を選ぶことができることです。
屋根重ね葺き工事は、葺き替え工事と比べると工事期間が短く、費用も葺き替え工事よりは低めになります。工事内容は、既存の屋根を撤去せずに上から屋根材をかぶせる方法です。この工事は、屋根材に多少の劣化があるものの、下地の劣化はあまり怒っていない場合などに施工可能となります。
雨漏りの被害に合わないためにも、太陽光パネルを設置する場合やすでに設置済みの太陽光パネルが原因の雨漏りは、しっかりと情報収集をし、専門の業者から優良業者を見極めることが大切です。
実際に雨漏りの調査をし、修復作業を行うためには足場が必要になるため、高額の費用が予測されます。知識と技術を持ち、安心して任せられる業者を選ぶことがとても重要です。