皆さんは、部屋の掃除をするのに天気を気にしたことはありますか?
せっかくの休みの日に掃除をしようと思っていたら、あいにくの雨だったとなると、ガッカリしてしまう人も多いのではないでしょうか。
雨の日というと、暗くて湿度が多く、掃除日和じゃないと感じると思いますが、そのイメージは洗濯物からきていることが多い気がします。
洗濯に関しては、雨の日よりももちろん晴れの日が適していますが、掃除となると、掃除の内容や掃除する場所によっては雨の日の方が適していることもあるのです。
雨の日に掃除するメリットは、まず汚れが落ちやすいということです。
雨の日は湿度が高いので、湿気による水分により、取りにくい汚れが落ちやすいということがあります。
特に冬場の晴れの日は乾燥していることが多いため、湿気を利用して掃除をすることで、時短にも繋がります。
また、これは最大のメリットとも言えると思いますが、ホコリが舞い上がるのを防ぐことができます。
掃除機をかけたり、乾拭きなどをした後に、さっき掃除したばかりなのにもうホコリが溜まってると思った経験はありませんか?
それは、掃除中にホコリが空気中に舞い上がり、綺麗にしたはずの床に再び舞い落ちてくるためです。
雨の日でも全くホコリが舞い上がらないわけではないですが、湿度により空気中の水分が多い状態である雨の日は、その重みでホコリなどが舞い上がりにくくなるのです。
特に花粉症の方は、雨の日に掃除をするのがオススメです。
では、雨の日に適した掃除場所はどこなのかというと、窓周辺・網戸・ベランダ・外壁・車などになります。
窓周辺とは、窓ガラスやサッシなどですが、窓を拭くときに、カラッとした晴れの日である場合は、乾拭きでは汚れが落ちにくい傾向にありますが、雨の日は乾拭きでも汚れが落ちやすいことがあります。
サッシも同様で、晴れの日は水や洗剤などを使用しないとなかなか落ちない汚れであっても、雨の日であれば洗剤なしで汚れが落ちることがあり、汚れを拭き取ったあとの仕上げも乾き跡が残りにくいです。
網戸に関しては、まずは雨を利用して汚れを落としましょう。
網戸を外し、雨に当てて置くだけで隙間の汚れなどをある程度落としてくれるので、全てを1から掃除する手間が省けます。
落ちにくい汚れには洗剤を使用し、仕上げをして元に戻せば掃除完了です。
ベランダや外壁も、雨を利用して掃除をしましょう。
ベランダの手すりや外壁は、空気中のホコリなどで思いのほか汚れています。
普段あまり手に触れない場所であれば尚更汚れが酷い場合があるので、雨を利用し定期的に掃除することをオススメします。
ベランダの掃き掃除も、雨の日であればホコリが舞うことなくできるので、雨水によって排水溝に溜まったゴミも取り除くついでに汚れも落とせば綺麗に仕上げることができます。
外壁は、素材によってはブラシなどでこすると良くない物もあるので、雑巾など乾拭きで掃除するのが良いでしょう。
そして車ですが、車の掃除となると晴れの日に行う方が多いと思いますが、これもまた雨を利用して洗車をすれば、水道代の節約にもなりますし、汚れを落としたあとの車にホコリなどが付きにくいといったメリットもあります。
掃除をする側の私たちにとっては、雨の日に車の掃除をするなんて濡れる上に掃除がしにくいと思いがちですが、水も洗剤も必要なく洗車できるのは大きなメリットではないでしょうか。
室内となると、元々湿気が多い場所であるお風呂場などは、雨の日に関わらず使用したあとに拭き掃除をするのがオススメです。
カビが生えやすい場所でもあるので、掃除をしたあとは換気をすることが必要です。雨の日に掃除をする上で、掃除機や乾拭きなどは適していますが、反対に室内の水拭きに対してはオススメできません。
水拭きをしたあとに乾拭きをして乾きやすい場所であれば大丈夫ですが、畳などの乾燥しにくい場所を水拭きする場合は、カビなどの発生に注意しなければならないため、水を使用した掃除はやめた方が良いでしょう。
床の水拭きに関しても、せっかく綺麗にしたあとに足跡が残ってしまうことになりかねないので、乾拭きで済ませましょう。
雨の日の注意点としては、窓を開けすぎないことです。掃除に換気は付き物ですが、雨水によりカーテンや壁が濡れてしまうと、確実にカビの発生の原因となってしまいます。気付いたときにはカーテンがカビだらけとならないように注意することが必要です。
雨の日に行う掃除のメリットはいかかでしたか?
掃除となると、晴れの日に行った方が良いという固定概念がきっと私たちには存在しているので、それぞれの場所に合った天気に合わせて掃除を行えば、時短や節水にも繋がるので参考にしてみてください。
雨の日の掃除は、汚れが落ちやすかったり節水ができたりとさまざまなメリットがあります。晴れの日に掃除するよりも効果的な場所がいくつもあるので、雨の日に賢く掃除をしてみましょう。