美しい四季のある日本、そして毎年6月から7月にかけて訪れる梅雨。
じめじめとした湿気をやり過ごすのは少し大変ですが、アジサイが咲き誇り、風情のある季節。せっかくなら楽しみたいですね。
雨の日の気分を上げる方法として、お気に入りの傘を持ってみるのはいかがでしょうか?
今回は梅雨の季節や雨の日に欠かせない傘の選び方について詳しくご紹介します。
こんな方におすすめ
- お気に入りの傘を持っていない人
- 傘を買い換えようか検討している人
- 傘を選ぶポイントを知りたい人
傘の選び方ポイント3つ
日常生活で私たちが何気なく使用している傘。
皆さんはどのようにして選んでいますか?
好きなお店でじっくり選んだり、突然雨が降ってきたからコンビニで手に入れたり、いろいろなシーンで気軽に購入できますね。
「雨が避けられればいいから、傘の大きさや素材などについて改めて考えたことはない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、体格に合わせた傘を持つことによって、雨の日の移動の負担が減らせるかもしれません。
また、お気に入りのデザインの傘を持てば、憂鬱な雨の日でも気分が晴れやかになりますね。
ここで、傘の選び方のポイントとなる大きさやデザインについて詳しく紹介していきますね。
傘の大きさ
傘のサイズで○○cmと表記されているのが、傘の親骨の大きさです。
親骨とは、傘の中心から端に向かって伸びている芯のことです。
一般に以下のサイズがあります。
55cm | 小ぶりサイズ。また、折り畳み傘の一般的なサイズ |
60cm | レディース傘に多いサイズ。形やデザインのバラエティも多い |
65cm | 女性と男性で共用できるような万能サイズ |
70cm | 身長170cm以上の方にお勧めのサイズ |
このサイズ表記には、傘の取っ手(ハンドル)の部分は含まれません。
傘を閉じた状態で全長が長いからといって、必ずしもサイズが大きいとは限らないということです。
気になる傘を見つけたら、開いた状態も確認してみることをおすすめします。
さらにもう一つ、雨に濡れにくいかどうかには、傘の「差し渡し」の長さも影響します。
差し渡しは、傘を広げたときの円の直径です。
差し渡しが長いと、雨があたらないスペースも増えるため、同じ「60cm」サイズの傘でも使い勝手が変わってきます。
傘を購入するときは、併せて注目したいところです。
傘の素材
傘の骨の素材にはいくつか種類があり、軽さ、丈夫さなどそれぞれに特徴があります。
カーボンファイバー、グラスファイバー | 軽量。しなりに強く、その分負荷がかかりやすい |
スチール | やや重い。張りに美しさ、重厚感がある |
カーボンファイバーとは炭素繊維、グラスファイバーはガラス繊維のことをいいます。
傘の骨だけでも、見た目の印象は変わるので、傘選びにこだわるときにはぜひ着目してみてください。
傘のデザイン
傘のデザインには数えきれないほどの種類があります。
無地、花柄、和柄、ストライプ、チェック、ボーダー、ドット、ワンポイントなど。
日々のさまざまなシーンで、傘は1つの画となりますね。
また、傘の柄だけでなく、傘全体のフォルムも、横に広いタイプや、丸みがありすっぽり覆うタイプがあります。
今はオンラインでオーダーメイドの傘を作るサービスがあり、オリジナルの逸品を持つことや、大切な人にギフトで贈ることもできます。
メンズ傘の選び方
それでは、実際に傘を選ぶときのポイントなどご紹介したいと思います。
メンズ傘は、落ち着いたトーンを中心に、さまざまなタイプが販売されています。
特にビジネスシーンで使う場合は、シンプルな傘を選ぶ方が多いと思いますが、
目的に合わせた機能やスペックにも注目してはいかがでしょうか。
大きさ
実際に傘を広げ、身長や体の大きさにフィットしたサイズを選びましょう。
全体のバランスが整った様子は、好印象になります。
また、スマートな持ち運びをしたい方は、バッグと一緒に手に持ったとき、
地面に着くかどうかの、長さの感覚も大切です。
デザイン
外側が無地、内側がチェックなど、広げたときにおしゃれなサプライズのあるデザインもおすすめです。
機能
電車の乗り降りなどが多い方は、撥水性の高さもポイントです。
傘を畳み、座って足元に添える際、スーツや洋服が濡れにくく、足元にも水滴が溜まりにくく快適です。
さらに移動が多く、傘を単体で持ち歩くには少々煩わしさがあるという方には、折り畳み傘もおすすめです。
ワンタッチで広げられ、ワンタッチで畳むことのできる折り畳み傘もあります。
片手がふさがっていたり、忙しく動いたりする人にも操作がスムーズです。
メンズ傘も、カラフルなものや、傘の骨の数が16本(一般的なものは8本)でより「正円」に近くなるもの、和柄など、いろいろな種類があります。
プライベートシーンでは、コーディネートを彩るアイテムのひとつとして、お気に入りの1本を探すのも素敵ですね。
レディース傘の選び方
レディース傘はデザインがたくさんあり、購入するときは迷ってしまうこともありますね。
デザインの面では、ビジネスやオケージョン(冠婚葬祭)、プライベートなどのシーンに合わせてお選びになると思います。
そのほか、機能や使いやすさの面で、いくつかポイントをご紹介します。
大きさ
傘をさしてみたときの全体の雰囲気と、重さを見てみましょう。
傘が大きいほど雨に濡れにくくなりますが、その分傘の重量も増え、強い風が吹いたときなどに、負荷も大きくなります。
雨が降っていないときには、傘を閉じて持ち歩くも時間あります。
そのため、長時間持ち運びをしても負担にならないものを選ぶのがおすすめです。
「晴雨」兼用と「雨晴」兼用
初夏から初秋まで、日傘が活躍するシーズンは長く、
日傘にも雨傘にもなる兼用傘は、とても便利ですね。
この兼用傘、実は2種類あります。
「雨晴」兼用は、雨傘がメインで、日傘としての機能はプラスアルファという位置付けです。
名称が似ているので、違いに気が付きにくいのですが、
どちらの機能をメインに使うかを考えての購入がおすすめです。
傘は、本当にたくさんの種類があり、ライフスタイルの一部を素敵に演出してくれます。
雨の日は、ぜひお気に入りの傘とともに楽しい時間をお過ごしください。