雨漏りしているが、どこで雨漏りしているのかがわからない。
自分でもできる手軽な見つけ方はないのかな?とお考えの方がいると思います。
そこで、今回は雨漏りしている場所の見つけ方と、雨漏りしている場所を見つけるべき理由を解説します。
雨漏りしている場所の見つけ方
では、ここでは雨漏りしている場所の見つけ方を2つ解説します。
業者も取り入れている方法ですが、個人でもできる見つけ方になっているので、ぜひ参考にしてください。
雨漏りしている場所の見つけ方① 目視での調査
1つ目の見つけ方は「目視による調査」です。
雨漏りの原因として多いのが、外壁や屋根、窓に破損や劣化があり、そこにできた隙間から雨漏りしているという場合です。
このような場合には、目視により外壁や屋根、窓に破損や劣化がないかを確認することで、雨漏りの場所を特定することができます。
では、どこに注意して雨漏りの場所を見つければ良いのでしょうか?
注意してみるべき場所は以下の通りです。
屋根:屋根材のズレや破損、変色
外壁:ヒビや塗装剥がれ
窓:コーキング(壁と窓の境目にあるゴム)の劣化
ただ、ここで注意点があります。
屋根や外壁を確認する際は、高所での作業も必要になります。
高所での作業は危険と隣り合わせになるため、無理をしての作業は絶対にやめてください。
少なくとも2人以上がいる状態で、万全な安全対策をおこなった上でのみ、実施するようにしてください。業者に頼むのであれば、業者の方が原因を突き止めてくれるので、無理に調査をする必要はありません。
雨漏りしている場所の見つけ方② 散水を用いた調査
2つ目の見つけ方は「散水を用いた調査」です。
家に水をかけることによって、雨が降った状況を再現し、どこから水が室内に侵入しているのかを見分ける方法です。
この方法であれば、目視による調査よりも精度が高く、どこで雨漏りをしているのかを見つけることができます。
散水を用いた調査は、以下のように行いましょう。
・届くような長いホースを用意する
・30分ほど建物の下から怪しい箇所に水をかけていく
・雨漏りしている箇所を探す
散水を用いた調査を行う場合には、3つの注意点があります。
・落下の危険性があるため、下から散水する
・上にのぼると雨漏り箇所が分かりにくいので、下から散水する
・うまく水が回るように長時間散水する
安全に、そして適切に行うようにしましょう。
雨漏りしている場所を見つけておく理由
雨漏りしている場所を見つけておく理由は2つあります。
1つ目は、自分で応急処置ができるからです。
軽度の雨漏りであれば、一時的な水漏れを防ぐことができます。
そのため、目視による調査や散水を用いた調査を実施することで、雨漏りしている場所を把握しておくのです。
2つ目は、業者に雨漏りしている場所を伝えるためです。
雨漏り修理を業者に依頼すると、業者も私たちと同じように雨漏りしている場所の調査から始まります。
しかし、あらかじめ雨漏りしている場所がわかっていると、業者に伝えることができ、作業時間の短縮につながります。
そのため、事前に雨漏りしている場所を把握しておくことが大切です。
ただ、裏を返せば業者も同じように雨漏りしている場所の調査を行うので、業者が来るまでに雨が降らなそうな場合など、それほど深刻でない場合は、自分で調査せず業者の方にお任せするのもおすすめです。
雨漏りを見つけた後はどうする?
では、雨漏り調査で雨漏りしている場所を見つけた後はどうするのでしょうか?
先ほども少し触れましたが、応急処置を施すか業者に依頼することになります。
応急処置を施す
まずは応急処置です。
雨漏りがひどい場合や、今後雨が降りそうで対策が必要な場合は応急処置を施すことになります。
バケツを置いたり、隙間ができている箇所を埋めたりして、なんとか雨が入らないように、また入ってしまったとしても、被害を最小限で食い止める必要があります。
業者に依頼する
しかし、応急処置のままずーっと生活することは現実的ではありません。どこかのタイミングできちんと修繕をする必要があります。
もちろん自分で修繕できればそれに越したことはありませんが、ほとんどの人は修繕の経験などないので、業者に依頼することになります。
費用は状況によって、数万円から数百万円まで様々ですが、高くてもケチると今後の生活に大きな影響を与えるので、しっかりした業者に依頼するようにしましょう。
まとめ
今回は、雨漏りの見つけ方について解説しました。
雨漏りは、どの家でも起こりうる問題です。
目視による調査や散水を用いた調査を行うことで、少しでも雨漏りでの被害を減らしましょう。
また、状況が危険な場合は無理して行うことをせず、業者に修理の依頼をして、業者がの到着するのを待ちましょう。