玄関のドアをリフォームしようと考えたことはありますか?
毎日触れて出入りしているドアですが、なかなかじっくりと見ることは少ないのではないでしょうか?気付いたら色あせしている、古くなってきた、全く違うドアにしたい、防犯性を高めたいなど色々な理由により、ドアのリフォームを検討することがあると思います。玄関のドアのリフォームには様々な方法がありますが、既存の玄関ドアはそのままにして、塗装をすることで綺麗にするリフォームに注目したいと思います。
まず見た目を綺麗にする塗装であれば、自分でできそうだと思う方もいらっしゃると思います。
DIYが得意でしたら、コストも抑えることができるので尚更ご自身でリフォームしようと考えるでしょう。ですが、玄関ドアのリフォームは実は容易ではなく、非常に難易度が高いため専門的な知識や技術に加え、専用の道具も必要となります。安易にDIYをして後悔しないようにしましょう。見た目は綺麗に塗装できたとしても、数ヶ月で塗装が剥がれてくることがあります。そうなれば、さらなる修復作業が必要な上に費用もかかってしまうことになりかねません。高品質な仕上がりを求めるのであれば、専門家に依頼するようにしましょう。
玄関のドアに使用している材質は、主に木製と金属製の2種類があります。
木製のドアは、それぞれの木目が味を出しデザイン性に優れているため、玄関のドアにこだわりたいお宅に適してます。断熱性にも優れており、温もりのあるあたたかい印象の家になります。しかし、難点は価格が高いことです。また素材が木ですので、環境によっては劣化により腐ってしまうことがあるため、早い周期でメンテナンスを行うことが必要となります。メンテナンスせずに放置してしまうと、塗装のみでの補修が難しくなってしまうので、ドアを交換しなくてはならなくなり、高額の費用がかかってしまうことになります。
金属製のドアは、デザインの種類が豊富なので、予算が合えば理想のデザインのドアを選ぶことが可能だと思います。
耐久性に優れているため、木製のドアと比べると外気のダメージで早急に腐食するようなこともないので、メンテナンスまでの期間も長いのが特徴です。何より木製のドアより安価です。メリットの多い金属製のドアですが、オリジナルのデザインを好む方には不向きかもしれません。既製品が多いので、同じデザインはいくつもあることになります。また断熱性は低いです。
塗装についてですが、木製のドアは劣化しやすいため不具合がある場合は速やかに対処することが必要です。
きちんとした業者による定期的なメンテナンスを行っていれば、木製のドアも塗装だけで長持ちさせることが可能です。
お気に入りのドアであれば、日々のお手入れも大切なポイントです。汚れなどを放置することなく、綺麗な状態を保つように心がけましょう。
木製のドアは、木目が見えなければ木製のドアにする意味がないと言って良いほど、木目は大切ですので、透明なクリヤー塗装が塗られていることがほとんどかと思います。塗装をする際に、このクリヤー塗装をきちんと剥いだ状態で塗装をすることが最も重要であり、古い塗料の上から新たな塗装をしても、見た目が綺麗な状態は長続きはせず、古い塗料と一緒に剥がれてしまうため、再度塗装が必要となってしまいます。業者を選ぶ際に、作業工程の説明にきちんと入ってるか確認するようにしましょう。
木製のドアの塗装の費用相場は、ドア1枚につき5〜15万円と大きさや不具合によって変わってきます。塗装でのリフォームが困難な場合、交換となると約30万円から高いものですと60万円以上になったりもしますので、大事なお住まいのドアを大切にしていくことが重要かと思います。
金属製のドアは、木製のドアと比べるとメンテナンスはあまり神経質にならなくても良いですが、メンテナンスフリーというわけではありません。
金属の種類にもよりますが、サビが発生すると広範囲に広がる場合もあり、塗装によるリフォームでは済まない場合もあるので注意が必要です。塗装の費用相場は、3〜10万円と木製よりは低めの値段となります。交換となった場合は、デザイン性や大きさ、片開きなのか両開きなのか性能によっても大きく変わり、安いものから50万円と高いものまであるので、塗装によるリフォームで済ませられるようにしましょう。
金属製の中でもアルミ製のドアの場合は、塗装することが難しく、手間もかかり業者の技術が必要になるため、扱っていない業者もあります。補修の工程が多く、相場よりも費用が増すことがありますので、ドアを選ぶ際に念頭に置いておくとよいでしょう。