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気団とは何かを知ろう

日本のまわりには、大きな4つの気団が存在することをご存知でしょうか?

気団とは、気温や湿度が特有の性質をもつ空気のかたまりのことを指しています。大きくまとめていうと、あたたかい空気のかたまりのことを暖気団といい、冷たい空気のかたまりのことを寒気団といいます。シベリア気団・オホーツク海気団・揚子江気団・小笠原気団のこの4つの気団が、日本の四季に大きな影響を与えており、気団は生まれた場所によって性質が違いますが、わかりやすく言うと日本より北側は寒く、南側は暑いです。そして大陸がある日本より西側は乾燥しており、海がある東側は湿っています。それぞれの気団には一体どんな特徴があるのか見ていきたいと思います。

シベリア気団

シベリア気団は、日本から見て左上である北西に位置する中国大陸北部にできる気団です。シベリアは、ロシアの東部にある地名であり、先程言った性質の通り、寒く乾燥している地域となります。寒さにおいては、日本とは比にならないくらいとても厳しい寒さとなり、そのためシベリア気団は、とても冷たく乾燥しているという特徴をもっています。

オホーツク海気団

日本の右上に位置するオホーツク海気団は、すぐ下にあるオホーツク海からきている名前です。オホーツク海は、樺太・千島列島・カムチャツカ半島等に囲まれた海で、北海道の北東にあります。オホーツク海の面積は約150万平方kmあり、北海道の面積の約20倍ほどの大きさとなります。北に位置するので、シベリアと同じようにとても寒く、海上であるため湿っています。そのためオホーツク海気団は、 冷たく湿っているという特徴をもっています。

小笠原気団

小笠原気団は、小笠原諸島の真上にあることからきた名前です。小笠原諸島は、東京都小笠原村の区域に属しており、東京から南に1000km離れた太平洋上にある30ほどの島からなりたっています。海洋島として2011年世界自然遺産に登録されています。日本の右下、南東に位置する小笠原気団は、 暖かく湿っているという特徴をもっています。

揚子江気団

揚子江気団は、日本の左下に位置する南西の中国大陸南部にできる気団です。揚子江は、中国最長の川であり、ナイル川、アマゾン川に次いで世界第3の長さをもち、その長さは6380kmあります。中国では長江とよばれており、揚子江は下流の揚州付近の称とされています。揚子江気団は、 暖かく乾燥しているという特徴をもっています。

これら4つの気団は、日本の四季に大きな影響を与えています。

春は、揚子江気団による高気圧が、偏西風にのって西から東へと数日おきに日本付近に近づいてくることから、揚子江気団が日本の上にいるときは晴れとなり、この高気圧が移動して低気圧が日本の上にくると雨となります。次々変わるこの高気圧のことを移動性高気圧と言い、日本の春の変わりやすい天気を大きく左右している存在です。
続いて梅雨の時期ですが、この時期は東西に伸びる停滞前線である梅雨前線により、長雨が続きます。この梅雨前線をつくりだすのが、オホーツク海気団と小笠原気団です。湿った空気をもつ2つの気団がぶつかり合うことにより、日本に梅雨をもたらします。
梅雨が去り、夏の時期に入ると小笠原気団が勢力を増してきます。南側に小笠原気団があり、北側には低気圧があるのが夏特有の気圧配置です。ジメジメした暑い風は高気圧から低気圧に向かって吹く南風となります。
秋は、春と同様に揚子江気団が日本に近づき、そして北東からのオホーツク海気団とぶつかり合い、つくりだされる停滞前線が秋雨前線です。
そして冬に大きな影響を与えるのがシベリア気団です。北西にシベリア気団である大きな高気圧が発生し、東側にある低気圧に向かって冷たく乾いた風が吹きます。この風は、日本海の水分を多く含みながら吹き、日本海側に大雪をもたらします。太平洋側には、何故あまり雪が降らないのかというと、それは日本海側で大雪を降らせたあとの風は、乾いた風になるためです。そのため、太平洋側では大雪を見る機会は少ないですが、風の温度はものすごく冷たく乾燥し、日本全体が真冬の寒さに包み込まれるのです。

日本の四季に多大なる影響を与える4つの気団以外に、実はもう1つ日本の天候に影響を与える気団があります。

熱帯または亜熱帯に発生する気団で、赤道気団と呼ばれるものです。海洋から発生する水蒸気を多く含み、高温多湿の空気のかたまりです。もとは熱帯低気圧で、最大風速17.2m/s以上になったときに台風として日本に近づいてきます。夏の終わりから秋にかけて多く発生し、小笠原気団が勢力を増して発達しているときは、台風は西よりの進路をとり、秋に近づき小笠原気団の勢力が低下すると、東よりの進路を通るようになります。

このように気団の様々な性質により、日本の四季が彩られていることがわかりました。

2023年はどんな気候になるのか、気団の動きに注目して天気を見ると面白いかもしれませんね。

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