日本は雨が多い国なのをご存知でしょうか?
その雨量は世界の平均よりも2倍ほど多い雨量であり、海外からの訪問者も日本の雨には色々驚くことがあるようです。
日本人と同じように、雨の日は湿度が高くなるので過ごしにくいと感じる方が多いようで、雨が降っても短時間でやむことが多い国の人達にとっては、一日中降り続いたり梅雨の時期のように長雨が続く日本には驚きのようです。観光目的で日本に旅行に訪れる人たちは、梅雨の時期を避けて来ているようですので、観光客が少ない梅雨の時期は、旅行客が少ないので私たち日本人にとっては逆に狙い目かもしれません。そんな日本の梅雨の時期といえば、梅雨に強い色とりどりの花が多く見られます。
あじさい(紫陽花)は、赤青紫などの色があり
、土が酸性かアルカリ性かによって色が変化するという不思議な変化を持つ花です。酸性であれば青色、アルカリ性であればピンクのような紫陽花になります。日本では、酸性の雨が降ることから土も酸性の方が強い傾向にあり、このことから、よく見かける紫陽花は青色が多いと言えます。開花時期は5〜7月頃で、まさしく梅雨真っ只中と重なる時期です。
紫陽花の特徴から付けられた花言葉は、移り気・浮気といったもので、色の変化から心の移り変わりを表して付けられた花言葉のようです。
ですが、雨に強く咲き続けることから辛抱強い愛・乙女の愛という花言葉も付けられています。青ではなく他の色も楽しみたい方は、雨に濡れないように育てると良いでしょう。
ラベンダーは、ハーブの一種であり、アロマやポプリ、芳香剤など様々な所で香りが使用されています。
優しい香りがするラベンダーは、癒しやリラックス効果があるとされています。紫色の花が一面に咲くラベンダー畑は、全国各地にあり、雨の日のお出かけもラベンダーの香りが癒してくれるでしょう。開花時期は5〜7月頃ですが、北海道であれば特に7月から8月上旬が最盛期のようです。
花言葉は、あなたを待っています・清潔・優美・繊細・幸せが来る・期待など、綺麗で前向きな言葉が付けられている一方で、沈黙・疑い・許し合う愛・不信などの言葉も付けられています。
バラ(薔薇)は、真っ赤な特徴とトゲのイメージが強いと思いますが、見頃は6月頃で、実はあまり梅雨時期のような湿度が高い環境には強くなく、乾燥している方が元気に育つようです。ご家庭でも庭木として育てることもできますが、トゲには十分な注意が必要です。多くの人が好む薔薇は花の女王とも呼ばれています。開花期は5〜6月頃ですが、品種によっては10〜11月頃の秋にも花を咲かせます。花の色の種類は多く、赤やピンク、オレンジや黄色、白やグラデーションのかかった色など様々です。花言葉は、愛・美の他に、本数によっては一目惚れ・あなたしかいないなど数多く付けられています。
プルメリアは、白にピンクと黄色の3色が混ざり合って咲いている花であり、ハワイなどの髪飾りでよく見掛けるものです。リラックスさせてくれる香りも特徴で、陽の当たる場所を好みます。ハワイでは、髪飾りに使用する場合、既婚者は左側、未婚者は右側に付ける決まりがあるようです。湿度が高いのには弱く、梅雨時期などは雨が当たらずに湿度が調整できる屋内に移動させるのが良いでしょう。
開花期は6〜10月頃ですが、主に6月中旬頃が見頃のようです。
花の色は、白や黄色、ピンクや赤、オレンジなど、2〜3色が交じり合ったものが多いです。花言葉は、気品・情熱・恵まれた人・日だまり・内気な乙女といったものがあります。
睡蓮(スイレン)は、水面に花が咲くことで、幻想的な雰囲気を漂わせる花ですが、池や沼だけではなくご家庭でも育てることができる花です。
水面に花を咲かせる水生植物の一種であり、40種類ほどあるようです。古代エジプトの頃にはすでに栽培されていたという長い歴史を持つ花です。開花期は温帯スイレンは5〜10月頃ですが、熱帯スイレンは7〜10月頃となります。
花の色の種類は多く、ピンクや赤、黄色やオレンジ、白や青、紫など豊富な色のスイレンがあります。
花言葉は、清純な心・信頼・信仰・優しさ・甘美など仏花のイメージから付けられたものが多いようです。また色別に分けられている言葉もあり、白は純粋・潔白、黄色は優しさ・甘美、ピンクは信頼などがあります。睡蓮は育てやすく、おうち時間を楽しみたい方におすすめです。
他にもクチナシやハイビスカス、キキョウやブルーベリーなどもこの時期に花を咲かせます。
6月に見頃を迎える花は、梅雨に強いのかと思いきや、実際はそうではない花も多いようですね。しかし、6〜7月頃に咲く花は、梅雨を乗り越えなければならず、雨が降っても尚綺麗に咲いている花を見れば、私たち人間も何かしらのパワーが貰えるような気がします。梅雨の時期は雨ばかりで気分が下がりがちですが、色とりどりの花を楽しんで過ごせる日本独特の風景を楽しみましょう。