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台風が発生するしくみ・メカニズムは?夏から秋に多い理由や事前にできる対策を知ろう

2020年10月5日

夏から秋にかけては台風が頻繁に発生し、その強さや進路に注目が集まります。
大型の台風が上陸すると、河川の氾濫や土砂災害などさまざまな被害をもたらすため、十分な警戒が必要です。

ですが、そもそも台風はどのように発生しているのでしょうか。
今回は台風が発生するしくみやメカニズム、大型になる条件などについて紹介します。

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台風とは


台風とよばれるものには明確な基準があります。
気象庁によると、台風は以下のように定義されています。

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

引用:気象庁「台風とは」

台風は上空の風や気圧配置の影響を受けて移動し、地球の自転の影響で北~北西へ向かう性質を持っています。
通常の場合、台風は東風が吹いている低緯度では西へ移動し、太平洋高気圧の周りを北上して中・高緯度に達すると、上空の強い西風(偏西風)により速い速度で北東へ進む傾向にあります。

台風のたまご

台風は熱帯低気圧が発達したものですが、台風になりそうな熱帯低気圧は通称「台風のたまご」と呼ばれています。

台風のたまごは発生しやすい場所が決まっており、北緯5°~25°付近で発生する事が多く、赤道付近では発生しないとされています。
しかし、日本の南に位置する北太平洋西部は熱帯低気圧の発生数全体の36%を占めているため、最も発生しやすい場所となっています。

台風の予報円

台風の進路を表す際に、天気予報や気象庁のサイトでは予報円が用いられています。
予報円とは、台風や暴風を伴う低気圧の中心が到達すると予想される範囲を円で表したものです。

予報円に入る確率は約70%とされています。
予報円が大きくなる事と台風の発達は関係なく、予報には誤差があり、台風が予報円の中心を結ぶ上を通るとは限りません。

台風が発生するメカニズム


台風は熱帯低気圧が発達して誕生しますが、それまでにどのようなことが起こっているのでしょうか。

熱帯の海域では、太陽の強い日射により海水温が高くなります。そのため海上で上昇気流が発生しやすく、大量の水蒸気が上空に昇っていきます。
そして、多量の水蒸気を含んだ空気が上空で集まり、いくつもの積乱雲が発生。

積乱雲ができる場所では水蒸気が水に変わる(凝結)時に潜熱が放出され、雲のないところに比べて温度が高くなります。温度の高い空気は密度が小さいため気圧が低下し、周囲の気圧が高いところから空気が収束。
収束する空気は多数の積乱雲をまとめ転向力が働き、大きな渦上の流れが生まれます。

※潜熱(潜熱):物体が融解・気化のときに吸収し、凝結のときに出す熱。

このサイクルが繰り返される事により積乱雲は発達を続け渦状に進化。
渦の中心付近の気圧が下がり、さらに発達して熱帯低気圧となり、風速が17m/sを超えたものを台風と呼びます。

しかし、台風が発生し発達するには莫大な水蒸気の潜熱が必要となるため、暖かい海域に限られます。
台風が北上して相対的に冷たい海域に来た場合には、台風は衰弱していくのです。

台風の勢力は気圧が下がるほど強くなる


台風は気圧が下がるにつれて勢力が強くなります。
気圧によって台風の勢力の表現も4つに分けられています。

  • 弱い:990hpa以上
  • 並み:960~989hpa
  • 強い:930~959hpa
  • 猛烈:900hpa

台風の大きさ・強さの表し方

台風は気圧やさまざまな条件によって大きさや強さが異なります。
それぞれどのように表されているのでしょうか。

  • 台風の大きさ
  • 台風の大きさの表し方は、台風に伴う風速15m/s以上の領域(強風域)の半径に応じて定められています。
    ※15m/s以上の領域が左右非対称の場合には平均をとります。

    大型(大きい):風速15m/s以上の領域の半径が50km以上~800km未満
    超大型(非常に大きい):風速15m/s以上の領域の半径が800km以上~

  • 台風の強さ
  • 台風の強さの表現は、台風に伴う最大風速に応じて以下のように定められています。

    強い:最大風速が33m/s以上~44m/s未満
    非常に強い:最大風速が44m/s以上~54m/s未満
    猛烈な:最大風速が54m/s以上~

  • 強風域と暴風域
  • また、強風域と暴風域の言葉にはそれぞれ以下の条件が伴っています。

    強風域:台風や発達した低気圧の周辺で平均風速が15m/s以上~25m/s未満の風が吹いているか吹く可能性のある領域
    暴風域:台風や発達した低気圧の周辺で平均風速が25m/s以上~の風が吹いているか吹く可能性のある領域

台風の威力は次第に小さくなる

台風が発生し発達するには莫大な水蒸気の潜熱が必要です。しかし、移動する際に海面や地上との摩擦により絶えずエネルギーを失い、仮にエネルギーの供給がなくなれば2~3日で消滅します。
また、日本付近に接近すると上空に寒気が流れ込むため、次第に台風本来の性質を失い「温帯低気圧」に変わるか、熱エネルギーの供給が少なくなり衰えて「熱帯低気圧」に変わります。

日本に上陸した台風が急速に衰えるのは、海上から水蒸気の供給が絶たれ、さらに陸地の摩擦によりエネルギーが失われるためです。

なぜ夏から秋にかけての時期に多発?

台風が日本付近で発生し上陸するのは7月から10月、夏から秋にかけてが最も多くなります。
これは「偏西風」や「太平洋高気圧」が影響していて、台風は渦状の強い気流のため、高気圧の縁に沿って北上する性質を持っています。

太平洋高気圧は夏から秋にかけて勢力を強め、ちょうど気圧の縁が日本列島に重なるように位置しているため、日本の上空が台風の通り道になっているのです。

しかし、夏と秋では台風の性質が異なり、夏はスピードが遅く動きが複雑になりやすい傾向に対して、秋はスピードが速くて風が強く雨量も多い傾向にあります。

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台風による影響

勢力の強い台風が日本へ接近・上陸すると大雨、洪水、暴風、高波、高潮などのさまざまな被害が想定されます。
台風が上陸する前にしておくべき対策を紹介します。

どんな対策が必要?

  • 外に物を置かない(物を固定する、片付ける)
  • 鉢植えやゴミ箱など、風で飛びそうなものは屋内へ入れるか、大きくて移動できないものは飛ばされないよにしっかり固定するか補強しましょう。
    普段外で飼っている犬も屋内へ避難させましょう。

  • 窓や網戸を補強する
  • 瞬間的な強風や、強風で飛んできた物がガラスに当たり、割れてしまう可能性があります。
    ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないかを調べ、窓にテープなどを貼り補強しましょう。
    また、万が一窓ガラスが割れたときに備え、カーテンを閉めておくと良いでしょう。

  • 側溝や排水溝を掃除する
  • 大雨によって道路に水が溜まると、浸水被害につながる可能性があります。
    被害の拡大を防ぐためにも側溝や排水溝は掃除をし、水はけを良くしておくことが大切です。

  • 庭木や塀を補強する
  • 強風により庭木や塀が倒れてしまわないよう、念の為に補強しておきましょう。

まとめ:台風のしくみを知り、事前に対策をしよう


7月から10月にかけては、台風が多くなる時期です。
台風が発生するしくみやどのような被害が起きるかを知り、自分でできる対策をしっかり行うことが大切です。

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