日本全国で、年々ゲリラ豪雨による被害が急増しているのをご存知でしょうか?
大雨よりもはるかに雨量の多い激しい雨が降り、外を歩くのも困難なほどの危険な雨です。
しかも短時間にものすごい雨量で激しく降るため、至るところに被害をもたらすことがあります。そんなゲリラ豪雨により、ご自宅が何らかの被害を受け雨漏りが発生した場合、あなたはどんな行動をしますか?自分の住んでいる地域は被害にあったことがないから大丈夫と過信せずに、万が一のことを考え、とるべき行動とその後の修理に関することを頭に入れておきましょう。
ゲリラ豪雨は、これまで被害にあったことがない場所でも見たことのない被害をもたらす恐れがあります。被害にあったことがない場所だからこそ、水害に対する対策が不十分なことが多いため被害も大きくなるのです。お住まいの地域にゲリラ豪雨が降ってきたら、まずはご自身の身を守ること、家族の安全を確保することが大切です。
決して川の近くや雨水がすぐに溜まってしまうような土地の低い場所に留まるのはやめましょう。
興味本位で家を出て見に行くなど、自ら危険に向かっていくのは絶対にしてはいけないことです。外出中の場合は、建物の中に入ることが大切ですが、地下鉄や地下街などは、雨水が侵入すれば浸水する可能性もあるため大変危険ですので避けるようにしましょう。
車に乗っている場合はアンダーパスを通らないようにしなければなりません。
雨水が溜まってきているけど大丈夫だろうと突き進んで動けなくなる事例はたくさん出ています。
車の中に水が侵入し、ドアが開かず身動き取れなくなってしまうと命に危険が及びます。また、ゲリラ豪雨の中ではワイパーが雨の強さに追いつけず視界が悪くなるため、早急に安全なところへ移動し待機するのが安全です。
ゲリラ豪雨後に行うべきことは、ご自宅に何らかの被害がないか確かめることです。
ゲリラ豪雨後は、今まで何も問題はなかったのに突然雨漏りが発生することがあり、目に見える雨漏りではなく見えない部分に発生している可能性も考えられます。目に見える部分としては、屋根の瓦がズレていたり、外壁や他の部分に何らかの症状が起きている場合もあります。
ゲリラ豪雨のような突然の強い雨が降った時に、劣化していた部分が一気に破損し、雨漏りが起こることもあるのです。
雨漏りというと屋根だけを想像しがちですが、屋根のほかに外壁や雨樋、窓のサッシ周りやベランダなど、雨漏りが起こる可能性に繋がる場所は至るところに存在します。豪雨のあとは、上からだけの雨漏りだけではなく、床下からの浸水や排水溝からの逆流で水が溢れたり、河川の氾濫や土砂崩れなどの予測不可能なことが起こる可能性が考えられるため、注意が必要です。
危険から身を守るためには正しい知識を得ておく必要があるのです。
ゲリラ豪雨で雨漏りや浸水などの何らかの被害を受けた際に、火災保険の給付金をもらえる可能性があることはご存知でしょうか?
火災保険の申請を行い給付金を得るには、申請に必要な書類と証拠写真など各保険会社によって定められていますが、実はなかなかハードルが高いものとなっています。
申請には被害の状況が確認できるものが必要ですが、証拠写真などは高所であればご自身で撮影するのは難しいので、修理を業者へ依頼する際に撮影もお願いする方が良いでしょう。
必ず調査報告書と見積書を作成してもらう必要がありますが、申請の上で難しいのは、経年劣化が原因と判断されると給付金がおりないことです。
知識もなければ説明のしようもありませんから、給付金が出ないと判断されればそれまでになってしまいます。火災保険の申請には、保険の知識を豊富に持った火災保険のプロであるサポートサービスのアドバイスを利用することがオススメです。また、修理業者を選ぶ際は、難しい言葉や雑な説明で済ますような業者ではなく、きちんと細かく説明してくれる誠実な業者を選ぶようにしましょう。
ゲリラ豪雨などに備えて日頃からの点検も忘れないようにすることが大切です。
築年数が経過すると住宅は必ず劣化するので、定期的に点検や修理を行うようにしましょう。
お住まいの地域が何の被害も起きていなくても、今後どんな自然災害が起こるかはわからないことです。
事前にご自宅の周辺の予測される被害状況などを確認しておき、万が一のときに備えることはとても大切です。雨漏りが起きた住宅は、価値も下がってしまいますので未然に防ぐことが必要です。突然の雨漏りはとても驚くと思いますが、慌てず対処し、業者へ早急に依頼をするようにしましょう。
被害がひどい場合は、室内の天井や壁のシミだけにおさまらず、水が垂れて水浸しになることもありますので、応急処置としてすぐに対処できるよう、バケツや雑巾、ビニールシートや防水テープなどを用意しておくと良いでしょう。