毎年夏から秋にかけて、多くの台風が日本に上陸します。その勢いは年々増しており、今年も台風10号が沖縄県や九州に猛威を振るいました。
そして現在台風18号Molaveモラヴェが発生しています。モラヴェというのは、フィリピンが提案した木の名前だそうです。
台風18号モラヴェの今後の予想進路をお伝えしていきます。
台風が来るとなると、気になるのは雨漏り。雨漏りによる被害は年間10,000件以上も報告があり、特に台風が多い秋には修理依頼も急増します。
雨漏りは築年数が古い建物にしか起こらないとお思いですか?
実は、築浅の建物でも雨漏りすることは珍しくはないのです。
このコラムでは、台風に伴う雨漏りの注意点や、雨漏りでも使える火災保険の申請方法などをご紹介します。台風◎号による雨漏りに不安を感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
台風シーズンは雨漏りに要注意
1年で最も雨漏りが多いのは台風シーズンです。強風で建物が破損するリスクが非常に高く、雨量が多い梅雨時以上に警戒が必要です。
台風で建物が壊れた!雨漏りはどこから起きる?
強い風や雨をもたらす台風によって、建物が壊れてしまうこともあります。物が飛んできて家や車が傷ついたり、庭の木が折れてしまったりすることもありますよね。
台風の後から雨漏りが発生するようになった場合は、以下の場所が壊れていることが考えられます。
・瓦のずれ、ひび
・雨樋が折れる
・棟板金が外れる など
建物は外から雨が浸入しない構造になっていますが、これらの場所が壊れると雨漏りの発生リスクが高まるので注意が必要です。
ただし、自力では点検が難しい場所も多いので、無理をせずにプロの雨漏り修理業者に点検を依頼しましょう。
横から吹き込む暴風雨も雨漏りの原因に
台風が接近すると、雨は強風によってとてつもない暴風雨となります。雨漏りは屋根から起きるというイメージがあるかもしれませんが、壁の隙間や窓のサッシから雨が入り込むケースも多くあります。
そのため、強風をともなう大雨のときは、屋根以外の場所で雨漏りが発生しているおそれに注意が必要です。
雨漏りの危険なポイント4選
ここからは雨漏りに備えて、事前に点検しておきたい4つの場所をご紹介します。雨漏りは小さな隙間からでも発生するので、原因となりそうな場所を覚えておくことをおすすめします。
ただし、台風接近中の点検は非常に危険です。点検は天気の良い日に、しっかりと安全確認をしておこないましょう。
また、屋根に上るのは転落事故の危険もあるので、プロの雨漏り修理業者にお願いするのが安心です。
屋根は雨漏りの危険度No.1
屋根は特に雨漏りが起こりやすい場所です。屋根の谷状の部分や、棟は特に注意が必要です。
目立った劣化がない場合も、台風でずれたり、ひび割れたりした瓦から、雨が入り込むこともあります。
陸屋根(屋上)がある場合も、防水層のひび割れなどから雨漏りが起こったりするので、しっかり点検しておきましょう。
暴風雨のときは外壁の雨漏りにも要注意
例えば、外壁のサイディングボードの隙間を埋めるコーキングが劣化していると、横なぐりの雨が入り込むことがあります。
このような小さな隙間はなかなか自分では見つけられません。
一度、雨漏り修理のプロに点検してもらうのもいいでしょう。
雨樋・サッシなどの雨仕舞いからの雨漏りにも注意
あまり聞きなれない言葉ですが、雨漏りを予防する上で重要なのが「雨仕舞い」です。
雨仕舞いとは、建物内に雨が入らない設備のことで、具体的には雨樋やサッシ周り、天窓の立ち上がりなどがあります。
台風で雨樋が壊れると、雨の排水が滞り、雨漏りの発生にもつながりかねません。
このような、雨から建物を守る「雨仕舞い」の点検も大切です。天窓の立ち上がりや、サッシ周りも雨水が入りやすいので要注意です。
ベランダは防水が大切!雨漏りのリスクも大
ベランダも雨がたまりやすく、雨漏りが発生しやすい場所です。
ベランダの雨漏りの原因として多いのは、ベランダの防水層やサッシ周辺のコーキング、排水口(ドレン)の劣化や、施工不良です。排水口のゴミをこまめに掃除しておくと、水の流れがよくなるので、普段から習慣にしておくといいですね。
台風で雨漏り!火災保険を使うには
「台風被害に加え、雨漏り修理となると、費用がかかりすぎる」とお悩みの方、火災保険が使えるかもしれません。
火災保険は火事にしか使えないイメージが強いですが、実は台風による自然災害も”風災”として保障される場合があります。
被害状況によっては自己負担なしで修理できるかもしれません。台風被害で雨漏りが発生したときは、次に紹介する火災保険を申請する流れを確認してみてください。
【台風の雨漏り被害】火災保険を申請する流れとポイント
①被害状況と火災保険の内容を確認
まずは、台風による建物の被害状況と、加入している火災保険の内容を確認します。建物が破損している場合は、破損箇所の写真を撮っておきましょう。無理をせずに撮れる範囲で大丈夫ですよ。
自分で確認するのが難しい屋根の上などは、プロの雨漏り修理業者に依頼して現場調査をしてもらいましょう。
②雨漏り修理業者に連絡
火災保険の申請時には、被害状況がわかる写真と工事の見積りが必要です。まずは雨漏り修理業者に来てもらい、現場調査と見積りの作成を依頼します。
ただし、台風シーズンは修理業者も繁忙期の為、なかなか業者が見つからないこともあります。そんな時は、雨漏り匠ナビが信頼できる雨漏り修理業者を紹介しますので、お気軽にご相談くださいね。
③火災保険の申請をする
現場調査と見積りによって、詳しい被害状況の確認と、具体的な工事費用の見当がつきます。保険会社に連絡をして必要な書類が整ったら、火災保険の申請をしましょう。
保険の申請は加入者本人がおこないます。雨漏り修理業者が代行することはないので注意しましょう。
火災保険を使った雨漏り工事の実績が豊富な業者であれば、保険会社とのやり取りのアドバイスをもらいやすいので安心ですね。
信頼できる雨漏り修理業者を探そう
火災保険の知識が乏しい業者だと、保険会社に伝えるべき情報が手に入らないおそれもあります。悪質な業者から「保険が使えるからと強引に契約を迫られた」「保険が下りなかったのでキャンセルしたらキャンセル料をとられた」というケースもあるようです。
火災保険を使用した修理の実績があるプロの業者なら、申請に必要な見積り書や、被害状況の伝え方を的確にアドバイスできます。
心配な点は、どんどん業者に質問してみましょう。豊富な知識や経験、何より誠実さのあるプロであれば、お客様の不安に丁寧に向き合ってくれるはずです。