0800-200-1038

「雨漏り鑑定士」在籍の防水・塗装専門業者
雨漏り修理・塗装の相談ダイヤル

コラム

ベランダ・バルコニー 笠木からの雨漏り

雨漏りといえば屋根からと思いがちですが、ベランダやバルコニーなどから雨が浸み込んでいることがあります。また、雨漏りの原因が笠木にあることも以外に多いのです。
建物から外部に張りだして取りつけているのが、ベランダやバルコニーですが、その手すり壁に上向きに設置してあるのが「笠木」です。
「笠木」はもっとも雨風や紫外線の影響を受け、劣化しやすく、雨漏りの原因にもなりやすいのです。
今回は、「笠木」が雨漏りを引き起す原因、放置した場合のリスク、メンテナンス方法を紹介していきます。

「笠木」って何? 目的と役割

「笠木」は、ベランダやバルコニーだけでなく、塀や手すり、腰壁、パラペットなどの最上部に被せる仕上材のこといいます。階段の手すり部分や対面キッチンの腰壁部にも取りつけられ、デザインや機能性をもたせるために施工されます。
ベランダやバルコニーの場合は、転落防止のために必ず手すり壁が設置されており、その際上部をカバーするように取りつけているのが笠木になります。
材質は、使用される場所によって異なりますが、木製、セメント製、金属製などがあり、それぞれ防水性、耐久性が変わってきます。
ベランダやバルコニーには、防水性の高いガルバリウム鋼板やステンレス、アルミなどの金属製笠木が使われます。
笠木は、使われる場所によって目的も役割も異なってきます。
外柵の場合は、外からみて住宅に合ったデザイン性の高い、アクセントになる笠木を設置することが多くあります。
味気ないブロック塀ではなく、その上に乗せた笠木で建屋とのバランスやコントラストを持たせ、おしゃれを演出することもあります。その場合でも、笠木はブロック塀やエクステリアを風雨や紫外線から守り、劣化を遅らせる役割をしているのです。
室内の階段手すり部分の笠木は、入居者の安全性を保ちながら、階段を補強する役割も持っています。
外部取りつけのベランダやバルコニーの笠木は、転落防止の安全性を高める役割がありますが、一番は雨漏り防止の役割になります。
取りつけてある場所が2階以上の位置になることから、直接風雨の影響を受けるベランダやバルコニーの腰壁を守る防水機能を備え、家屋全体の劣化を防いでいるのです。

「笠木」が原因の雨漏りが発生するのはなぜ?

屋根でも外壁でも、少しの隙間があれば雨水は入り込み、建物内部、構造の内部に侵入し雨漏りを引き起します。では、笠木が雨漏りを発生させている原因はどこにあるのでしょう。

①脳天打ちのビスや釘の隙間から雨水が浸入する

笠木の真上から防水シートを貫通させて打ちこまれたビスや釘は、経年により緩んできて、すき間を埋めたシーリングも劣化してきます。当初は、雨漏りの心配はありませんが、徐々に雨水が浸み込んで雨漏りを引き起す原因となっていきます。
脳天打ちのビスや釘は要注意なのです。

②側面からのビス固定された笠木は?

脳天打ちではなく、側面であっても笠木にビスや釘を打ちこめば、経年劣化により緩みが出て、シーリングの劣化が起こります。笠木上面から流れ落ちた雨水は、側面の緩んだビスに滞留して、隙間から浸入します。雨漏りの大小はあっても、側面だから大丈夫はありません。

③ジョイント部分や取り合いからの雨漏り

複数枚の金属を笠木につないでいる場合、必ず1枚1枚に隙間が生じます。この隙間をシーリング材で充填し、埋めることで固定し防水しますが、紫外線や温度差、風雨によってシーリングが劣化してくると、隙間が広がり雨漏りに発展します。
建物の立地にもよりますが、自然環境により劣化の度合いは変わってきます。

④笠木の浮き部分が雨漏りの原因となる

ベランダやバルコニーの金属製の笠木は、紫外線や太陽熱の影響を受け続けることで、徐々に変形することがあります。強風の影響も受けることから、固定されている笠木が浮いてしまい、その隙間から雨水が浸入し雨漏りに発展していきます。

ベランダなど外壁に張り出した構造は、雨水の浸入を少しでも許したら、そこから雨漏りが始まり、室内から建物全体へと被害が及ぶのです。 

「笠木」のメンテナンスと補修

①シーリングによる補修

下地材への影響が出ていない軽微な雨漏りの箇所は、シーリング材を充填して防水します。立地や環境によって異なりますが、シーリング材の劣化は短いと3年ほど、長くても7年程度で傷んできます。深刻な被害が生じる前の、予防的なメンテナンスとして前回から5年を経過していたら、専門の業者に一度見てもらいましょう。
シーリングですべての隙間を埋めてしまったことで、かえって湿気や雨水の出口を無くしてしまい、雨漏りのリスクを生じさせることになりかねません。

②笠木の交換をする

錆が広がっていたり明らかに耐久性が低下して、穴が開いていたり、経年劣化による変形や傷みが大きい場合は、笠木の取り換えが必要になります。雨漏りが続いている場合は、防水シートが破れて、笠木の下の木材まで腐食していることもあります。
専門業者の適切な状況判断によって、修繕工事を進めていきましょう。

笠木を塗装し直すことで劣化を遅らせる方法もありますが、塗膜によって防水機能を高めることはできても、あくまでも見た目の美観を整えるための塗装であり、メンテナンスの意味合いはありません。
劣化した笠木を修理するために、塗装するのではないことを覚えておきましょう。

まとめ

ベランダやバルコニーからの雨漏りは案外多く、その原因が笠木にあることも分かりました。
見た目のデザインだけではなく、安全性のためにも設置される笠木ですが、施工の仕方や経年劣化によって、建屋に被害を与えることになってしまいます。
小さなビスや釘1本が、大きな問題につながることもあるので、私の家のベランダも良く観察したいと思います。

お問い合わせ

必須お問い合わせ内容

必須お名前

必須お名前

電話番号


お急ぎの方は電話でのご相談が一番早く修理できます。

必須メールアドレス

ご住所

都道府県

市区町村番地

マンション・ビル名

雨漏りで気になる事、箇所、ご質問などお書きください。

お問い合わせのきっかけは?



雨漏り鑑定士が対応

雨漏り修理のご相談はこちら!

※相見積もりや、他社の見積もりに不安がある方も遠慮なくご相談ください。優しいスタッフが1つ1つご質問にお答えいたします。

雨漏り修理は騙される前に相場を確認しましょう!

各地域の雨漏り修理費用の相場

北海道地方 北海道
東北地方 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県
関東地方 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県
中部地方 山梨県 長野県 新潟県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県
近畿地方 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県
中国地方 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県
四国地方 香川県 愛媛県 徳島県 高知県
九州・沖縄地方 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

-コラム

Copyright© プロが語る雨漏り対策とは?台風・ゲリラ豪雨に備えよう! , 2024 All Rights Reserved.