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険!雨漏り無料調査の罠

通常、修理の前には雨漏りの現場を見て、現場調査を行い、ある程度雨漏りの原因を特定します。

これは職人や雨漏り鑑定士、雨漏り鑑定士と呼ばれる専門家が、雨水がたまっている原因、雨水がどのような経路を通っているかなど確認して雨漏りの原因を特定していきます。

費用は一般的に、10万円~30万円(診断方法には種類があり、足場が必要な診断、赤外線サーモグラフィーで診断する場合、大量の水を撒いて調べる場合など診断方法によって費用が異なります。)

本来専門性の高い有償調査であるのに対し、「雨漏りの調査費用は無料」と安易にうたっている悪徳業者も増えてきています。
雨漏り診断無料をうたっている業者の雨漏り調査は、所要時間数分の場合もあり、すぐに「雨漏り診断完了しました。見積額は~」と安い雨漏り防水工事費用で提案してきます。10分以内で原因特定や説明、どうしたら直るかの説明なしに、見積金額なんて決められません。
最初から粗悪な雨漏り防水工事をし、1年後に再発しても考慮していないのです。

原因が分からない、原因と対策の説明もしない、見積金額の妥当性が不明な状態で、雨漏り防水工事が成立すると思いますか?

雨漏り診断は、もっと時間もかかりますし、目視以外に、散水調査を行います。診断の種類によっては、赤外線サーモグラフィーや最新設備など、有償だと分かるほどしっかりした診断です。無料調査ほど怖いものはありません。

雨漏り修理は原因特定することがカギ

雨漏り診断は専門的で有償なことは分かった。でも、雨漏り防水工事に費用がかかるのに、調査や診断費用まで払いたくない。そう思われるかも知れません。ですが、雨漏りの修理には、現場を見て原因の特定・調査をしっかりと行うことが大切です。
・天井にシミがありますね
・外壁にひびがありますね
・屋根が剥がれていますね
どれか1つを見てそれを原因だと特定するのは恐ろしいことです。1つの箇所を雨漏り防水工事で直しても、雨水の経路や他に考えられる原因を考慮していないと、後々別の場所にも雨漏りが発生します。放置すれば、複数の原因箇所から建物内に侵入し、建物の劣化や寿命を減らしているかもしれません。雨漏りが発生した際には、しっかり診断して原因をできる限り多角的に調べてもらい、その後再発しないようにしてもらったほうが長期的に見ると安いのです。

雨漏診断内容と費用

  • 目視調査の場合…0~3万円
  • 散水調査の場合…約3万円~18万円
  • 発光液調査の場合…約10万円~25万円
  • 赤外線カメラ調査の場合…約10万円~35万円
  • ガス調査の場合…約18万円~

目視調査は、職人が屋根に上がる、外壁のひび割れ、瓦がずれていないかなど現状を把握する診断方法です。見るだけで特定できる場合は安く済みますが、それでは直らない場合も多いです。費用は0~3万円ぐらいです。

散水調査  お客様の水道を使用し、雨漏り原因部分に対して水を流し続け、実際に雨漏りが発生するか確認していく手法です。
3万円~18万円 とレポート作成費用が発生することが多いです。水道代も意外に高くなります。

発光液調査 発光する塗料を、雨漏り原因箇所に流して、雨水の流れを確認し場所を特定する手法です。 10万円~25万円 とレポート作成費用

赤外線カメラ調査 赤外線サーモグラフィーカメラを使って、雨水の原因を探す手法です。目視では見えない、壁の裏などに浸入している雨水などを確認できます。 10万円~35万円とレポート作成費用

ガス調査 雨漏りしている箇所にガスを送り、原因を特定する手法です。RC構造マンションなどで使われる手法です。費用は18万円以上です。

雨漏り診断調査では、どこを確認するの?

屋根、谷樋(たにとい)、建材の接続部や隙間、ベランダ、バルコニー、外壁、窓などを調査します。

漏り修理を良質で安い業者に依頼したい

雨漏り防水工事を低コストにでも良質に丁寧に施工してくれる業者はどんな業者でしょう?「元請け」です。大手雨漏り防水工事業者は、広告費を使う、対応できないエリアや現場は下請けに任せるので、実際にお客様が支払う修理費用に、下請けを雇っても利益が出るよう金額を上乗せする必要があります。自社で施工ができる会社と、下請けにまわす会社では、この上乗せが発生するかどうかに違いがあります。

そのため雨漏り修理費用を安くするなら、自社で施工ができる会社を選ぶのがおすすめです。その雨漏り防水工事の公式サイトに施工事例が写真付きで多数掲載されていれば恐らく大丈夫です。エリアもその業者の所在地の近辺の案件が多ければ、きっと地元に根差した雨漏り防水工事業者で元請けの可能性が高いです。

 

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