皆さんは洗濯物を何時に干して何時に取り込んでいますか?
外に干さずに部屋干しの人もいらっしゃるかと思います。
日本では、季節によって気温も違いますし天候や干す場所によっても乾き方は変わってきます。晴れている日であれば、午前9時〜午後3時の時間帯がベストだと言われていますが、冬の気温が低い季節は、午前8時〜午後2時がベストとなります。気温が高いと洗濯物は早く乾きますし、気温が低ければ乾きにくくなりますが、乾くまでの時間は夏と冬では約2倍の時間差があります。乾くまでの時間は年中同じというわけではないので、毎日同じ時間に取り込んでも乾き方に違いが出てくるということです。1日の中で日が落ちてくれば気温も下がってきますし、湿度も上がると洗濯物にはよくないので、長く干せばいいというわけではないですね。
洗濯物を乾かすカギとなるのは、気温はもちろんですが、湿度が乾きを大きく左右します。
気温が高めでも湿度も高ければ、空気中の水分が多く洗濯物はなかなか乾かず湿った状態が続くため、雑菌が繁殖し臭いが出るなど、生乾き問題が発生します。梅雨や夏の終わりは不安定な天気が多く、まさに洗濯物に困る時期ですね。そんな時に乾きの手助けをしてくれるのは風です。洗濯物には、気温と湿度と風の状態が大きく影響するのです。
1年を通して、洗濯物が乾くまでに必要な平均的な時間は、春は5時間、夏は2〜3時間、秋は5時間前後、冬は6時間となります。
これは外に干した場合ですので、室内干しとなるとこの約2倍と考えてください。
雨や雪、梅雨などのときは普段外に干している方でも室内で干すことになると思います。湿度が高ければ窓を開けて干すのは逆効果であり、乾きの手助けをしてくれる扇風機やサーキュレーター、エアコンなどを上手く使用し、他にも乾燥機や除湿機があればそれらを活用することで、不快な乾き具合にならずにすむでしょう。洗濯物が乾くまでの時間も短縮することができる上に、カビ防止にもなります。室内に洗濯物を干す場合は、湿度が上がるため結露からカビが発生してしまうことがあります。窓際や壁などがカビが生えやすいので、湿度が高い時期は注意が必要です。
逆に冬は乾燥が気になる時期だと思います。加湿器を利用するお宅も多いかと思いますが、室内干しをしている部屋に加湿器を利用するのは、洗濯物にとっては乾くのに逆効果となってしまうので使用は控えた方が良いでしょう。
洗濯機を回し洗濯物を干す作業は、ほとんどの方が毎日行う家事のひとつだと思います。
洗濯機を回すところから始まり、干して乾いて取り込み畳んで片付けるまでの時間を考えると、家事の中でも結構な時間を必要とする家事ですよね。
室内干しや冬場の場合は、短時間で乾かすために衣類乾燥機を上手く使う方法もあります。全て完全に乾燥させるには2〜3時間ほどはかかるので、電気代もかかってしまいますが、脱水をしっかりとした上で乾燥機を少しかけて干すだけでも時短になると思います。また夏や冬はエアコンなどで室内の温度調節をすると思いますが、使用している時に同じ空間に干してしまえば、無駄に電気代もかからず洗濯物も乾くので効率が良いでしょう。
真夏になれば洗濯物も外干しの場合は短時間でカラッと乾くので、洗濯回数が多いお宅などにはもってこいの季節だと思います。
カラッと乾くと気持ちが良いですよね。逆に冬などは干し方の工夫などをし、手間はかかりますが乾いたところと乾いてないところの場所変えをしたり、乾きやすいところに洗濯物を移動していくことで早く乾かすことができます。
外干しは季節によって乾く時間に差はありますが、紫外線による殺菌効果があるのでタオルなど雑菌が気になる物は外干しがおすすめです。衣服などは紫外線に当たりすぎるとダメージの原因にもなるので、日差しが強い時は長時間外干しするのは注意が必要です。
室内干しは、外干しよりは時間はかかりますが、取り込む手間がいらない事や雨などの天候を気にする必要がない事、花粉がつかない事などがメリットかと思います。
洗濯物はできるだけ早く乾かすことが大切です。ご自身の生活に合った方法で、スッキリと洗濯物を乾かし気持ちよく生活できるように取り組んでみてください。
また洗濯物だけではなく、定期的に布団を外に干す方も多いと思います。布団の場合は、夏であれば午前9時〜正午の間、冬であれば正午前後の時間帯に干すのが良いです。ですが、晴れていても前日が雨だった場合は、布団を干すのにはあまり適しておらず、雨で湿った空気を布団に吸わせてしまうことになるので、本来の布団を干す意味が失われるどころか逆効果となってしまうことがあるので注意が必要です。干した後は、叩かずに掃除機でダニの死骸を吸うことを忘れないようにすると良いですよ。
快適な暮らしが送れるように、色々試してみるのもいいですね。