今回は、屋根の修理や防水工事で訪問販売による詐欺業者の悪質な手口に遭わないためのポイントを解説します。
屋根修理や防水工事の詐欺業者は、残念ながら数多く存在しているのが現状です。
「修理や工事で詐欺に遭うなんてありえない」と思いたくなるのですがしかし、気が付いたら詐欺に遭っているケースというのは少なくありません。
屋根修理や防水工事などを含めたリフォームに関するトラブルは毎年増加しているのが現状です。
詐欺だと気づかずに契約してしまった、疑わしいけれどそのまま契約してしまったなど、このようなケースも実際にあります。
詐欺工事の多くは、訪問販売によるものです。
屋根修理や防水工事の訪問販売の詐欺業者の手口は、ここ数年非常に巧妙になってきています。
そのため、誰でも詐欺に遭ってしまう恐れがあります。
詐欺業者の被害に遭わないためには、詐欺業者の手口や予防策を把握しておく事が大事です。
このページでは、屋根の修理や防水業者の詐欺の手口な予防策をわかりやすくご紹介いたします。
細かい部分までしっかりチェックして、詐欺に遭わない理想の屋根や防水工事としましょう。
屋根の修理や防水工事で詐欺業者の悪質な手口に遭わないためのポイント
屋根の修理や防水工事で詐欺業者の悪質な手口に遭わないためのポイントは、以下の4つが大事です。
・悪徳業者の訪問販売におけるセールストーク例
・訪問販売に狙われやすい人
・騙されないためにできる事
・騙された時の対処方法
この4つを細かい部分まで把握した上で、お任せできる優良業者なのかを判断しましょう。
悪徳業者の訪問販売におけるセールストーク3つの例
屋根修理や防水工事の悪徳業者の訪問販売には、よくあるセールストークがあります。
セールストークを覚えておくことで、悪質な詐欺業者を見極めることができます。
「今すぐ修理をしないと危険」というセールストーク
これは時と場合によっては間違いとは言いきれませんが
一般の業者は、今すぐ危険という不安をあおるような言い方はしません。
「修理が必要である状態であっても、ほとんどの場合は修理をすることで元通り使い続けることができる」
というような前向きな言い方をしてくれます。
詐欺業者は、とにかく不安を煽って契約を急かせます。
「このままだと瓦が全部飛んでしまう、天井が落ちる、雨水で建物が腐って地震が起きたら潰れる」
などなど、危険な事ばかり言います。
しかも恐ろしい事に、近年ニュースなどで、瓦や屋根が台風で飛ばされた悲惨な映像を見かける事が増えています。
悪徳業者はそうしたニュースを利用して話すため、お客様もより一層不安になりやすいのです。
また、屋根修理を修理するための調査は、屋根の上に上がって細かい部分まで詳しく調べないとわかりません。
しかし悪徳業者は、屋根には上らず下から軽く見るだけで危険な状態と言います。
屋根に上がって詳しく調査していないのに、危険と判断することはまずありえません。
悪徳業者は、相手に不安をあおって急いで契約をさせようという、汚い手口を平気で使います。
「本日契約するとお安くなります」というセールストーク
「本日契約するとお安くなります」というセールストークは、心を動かされる言葉です。
本日のみ限定の安さは、大きなお得感を感じますよね。
しかし、本日のみ安くできるなんてことは、一般の業者ではありえないことです。
これもまた契約を急がせるために言う、嘘の言葉です。
今日でも明日でも一週間後でも、同じ修理方法で修理を行うので費用は変わりません。
何としても売り上げを上げたい悪徳業者が使う、おなじみのセールストークです。
「モニターになってほしい」というセールストーク
「屋根修理の地域モニターになってほしい」というセールストークは、いわゆる「モニター商法」です。
モニターになることを条件とし、限定でお安く修理ができると言ってきます。
限定と言われると自分の家だけ得すると思い、気になってしまうと思います。
特に、このモニターと言われて10%以上の値引きとなると注意が必要です。
大幅な値引きとなると、元々の見積もり料金を高く設定してある可能性が大きいです。
「モニターになってほしい」というのもちゃんと営業している業者はあまり使いません。
そのためモニターという言葉は、訪問販売の悪徳業者の可能性が高いです。
モニターという言葉が出たら、要注意です。
訪問販売に狙われやすい4つの特徴
訪問販売に狙われやすい人には、特徴があります。
以下のような方は、訪問販売に狙われやすいので注意しましょう。
玄関を開けてしまう人
よくあるケースは、誰かまわず玄関に通してしまう人です。
チャイムが鳴って誰でも玄関に通してしまう人は、訪問販売の営業マンに話を聞いてくれる人と判断されてしまいます。
悪徳業者の思うつぼで話を進められてしまい、うっかり契約してしまったというケースは少なくありません。
インターフォンが無い家
インターフォンが無い家も、訪問販売に狙われやすいです。
インターフォンがないので、訪問販売の販売員が直接玄関ドアを開けてしまうので直接対面するしかありません。
確実に玄関まで入ることができるので、契約を結べることができる人と思われてしまいます。
屋根にソーラーパネルがある場合も、要注意です。
屋根にソーラーパネルが付いていると、訪問販売の営業で設置した家と判断されてしまいます。
訪問販売の話を聞く人と断定されてしまい、訪問販売に狙われやすくなってしまいます。
庭が綺麗ではない
庭が綺麗ではない人も、訪問販売に狙われやすいです。
庭が綺麗ではない人は面倒くさがり屋な方なので、訪問販売を断るのが面倒で契約に繋がると思われてしまいます。
騙されないためにできる事
訪問販売の悪徳業者に騙されないためには、玄関の鍵を常にかけておくことはとても大切です。
玄関の鍵をかけておけば、訪問者に対してインターフォン越しに話すことができます。
悪徳業者が訪問した場合でも断りやすいので、大変効果的です。
インターフォンが無いお宅は、ではインターフォンを設置したり
扉越しで会話できる物であれば、玄関を開けることなく断ることができます。
また、お庭が綺麗で完璧な状態の家には、訪問販売は近寄りがたい傾向があります。
もしも訪問販売のセールスが気になってしまった場合でも、訪問販売には修理を頼まないようにしましょう。
地元の優良業者に相談をして、適切な修理方法を行いましょう。
騙された時の対処方法
もし悪徳業者に騙されてしまった場合、クーリングオフ制度で対処ができる場合があります。
クーリングオフとは、契約から8日以内であれば契約を解除できる制度です。
屋根や防水工事の修理の際の訪問販売にも、ご利用可能できます。
クーリングオフ制度は、一定の条件を満たすことで利用ができます。
クーリングオフの利用条件
・契約から8日以内
(契約した日から数えて8日以内の場合)
・個人と法人の間での契約
(消費者と訪問販売は個人と法人間での契約なので該当)
・消費者側から会社を訪ねていない
(訪問販売の場合直接消費者の家に訪れているので該当)
・消費者側から業者を家に呼んでいない
(訪問販売の場合業者が一方的に消費者の家に訪れているので該当)
・過去に契約したことのある業者ではない
(今回の悪徳業者の訪問販売業者とはじめて契約する場合に該当)
また、以下のような事実と異なる内容を消費者に伝えて契約した場合、不実告知となります。
この場合、契約から8日を超えていても契約解除が可能となります。
・屋根や防水工事にクーリングオフは使えない
・普及品の塗料を従来品よりも高性能な屋根塗料と偽る
屋根修理や防水工事などの訪問販売の悪徳業者は平気で嘘をつくので、このような嘘が会話の中で出ていることがあります。
訪問販売業者と会話する場合は、ボイスレコーダーなどで証拠を取っておくと良いでしょう。