雨漏りと水漏れの違いを知っていますか?
水に関係する重大な事象であることはわかるけど、違いまではわからないという方が多いのではないかと思います。
そこで、今回は雨漏りと水漏れの違いについて、それぞれの意味や対処法などを解説します。
雨漏りと水漏れの違いは?
雨漏りと水漏れは、どちらも水関係のトラブルなので、似たものとして思われがちです。
ただ、似ているのはその部分だけで、基本的には全く別物であると理解するのが好ましいです。
では、雨漏りと水漏れについて、それぞれの意味を確認しながら、違いについて見ていきましょう。
雨漏りとは?
雨漏りは、建物になんらかの不具合が発生しており、雨が降った際に雨が家の中に入ってきてしまうことを指します。
そのため、基本的に晴天時や曇天時に被害が発生することはなく、雨が降った時にだけ室内に雨水が入り込んでしまいます。
雨漏りの原因箇所としては、屋根や外壁が多くなっています。
水漏れとは?
一方、水漏れとは、水道管など水回りの設備に不具合が発生し、水が漏れ出てしまうことを指します。
雨漏りとは違い、天候などには全く左右されないので、水を使う限りは半永久的に被害が発生し続ける状態になります。
もしマンションなどに住んでいる場合、自分の部屋ではなく周辺の部屋の設備が損傷している関係で、自分の部屋にも水が入ってきてしまうこともあるので、注意しましょう。
雨漏りと水漏れの違い
つまり、雨漏りと水漏れは、そもそも原因となる事象が異なり、雨漏りは建物の外部が損傷することにより、雨水が侵入してくること、水漏れは水道管などの水回りに不具合が発生することにより、水が漏れ出てしまうことです。
これらの違いを認識しておくことで、伝え間違いなどのリスクが減ることになります。
雨漏りの対処法
雨漏りは、なぜ起きているのかという原因を把握するのが難しく、自分自身で判断することはできないので、業者に修理を依頼することになります。
雨が続く場合であれば、迅速に対応することが大切ですが、雨が降らなければあまり焦らず、対応することもできます。
また、外壁や排水溝の詰まりなどによる雨漏りは、その原因が特定しやすいので自分一人で対処できる場合もあります。ただ、対処方法を間違えると、時間や手間が余計にかかってしまうため、自信がなければ業者に頼むようにしましょう。
水漏れの対処法
水漏れの対処法も雨漏りと同じで業者に依頼するのがおすすめです。
また、雨漏りとは違い、自宅で水を使い続ける限りは問題が発生し続けていることになるので、なるべく早い対応をする必要があります。
そのため、信頼できる業者を選ぶことも大事ですが、それと同時に素早く対応してくれる業者を選ぶことも同様に大切です。いくら丁寧に対応してくれるといっても、1ヶ月かかってしまったら、その期間はずっと水漏れの影響を受けながら生活しなければならなくなるので、素早くかつ正確に対応してくれる業者を探しましょう。
また、よほど被害がひどく、今すぐに対応しなければいけない場合は、元栓を閉めることも大切です。元栓が閉めれば、水が再び出てくる可能性はかなり低くなるので、応急処置的な対応としては元栓を閉めるようにしましょう。
まとめ
今回は、家の水関係のトラブルである雨漏りと水漏れの違いについて解説しました。
雨漏りは雨が原因であるトラブルで、水漏れは水回りの設備の不具合が原因であるトラブルです。
雨漏りが発生した場合も、水漏れが発生した場合も、業者に頼んで修理をしてもらうことがおすすめです。
雨漏りと水漏れは、似ているようで明確な違いがあるので、きちんと理解をしておくようにしましょう。