カーポートは常に野ざらしになっています。そんなカーポートは、雨漏りすることも珍しくありません。雨漏りぐらいといってそのままにしておくと、車が傷ついてしまう原因にもなります。そのため、カーポートから雨漏りしたときは修理しなければなりません。
では、カーポートが雨漏りしたときは、自分で修理することができるのでしょうか。カーポートの雨漏りの修理について、原因と費用とともに詳しく解説していきます。
カーポートから雨漏りしたときは修理の前に原因をつきとめよう
カーポートの雨漏りを修理したいと思っているかたはまず、その原因を知る必要があります。カーポートの雨漏りといっても原因はさまざまです。
屋根パネルの破損
カーポートの屋根は強度が高く作られています。家より低い位置にあり、常に野ざらしのため、ある程度強度が高くないと長く使用することができません。また、常に紫外線にさらされていることもあり、見えないところで徐々に経年劣化しているのです。
ほかにも、雪や雹など、屋根に直接ダメージを与えてしまっていることがあります。また強風のときには、木や草木が風とともにやってくる可能性もあるのです。気がつかないうちに屋根が破損していることも珍しくありません。
雨樋のつまり
カーポートの雨漏りの原因でよくあるのが雨樋のつまりです。近くに樹木があると風によって落ち葉が運ばれ、雨樋がつまってしまうこともあります。
雨を流すためにつくられているため、雨樋がつまるとカーポートの屋根に雨が溢れてしまい、結果として雨漏りにつながるのです。
ゴムパッキンや緩衝材の劣化
カーポートの屋根にパネルを抑えるために使われていることが多い、ゴムパッキンや緩衝材は、日に日に劣化しています。
常に雨風などにさらされているため、経年劣化してしまうのは仕方がないことなのですが、これが原因で雨漏りしてしまうことも少なくありません。
コーキングの劣化
コーキングとは、ビスなどの部分や隙間などに緩衝材として利用されたり、漏水を防ぐ目的で使用されたりするものです。これが経年劣化で弱くなり、ヒビが入り、そこから雨漏りしてしまう原因になります。
カーポートの雨漏りの修理は自分でDIYするには
カーポートの雨漏りは原因次第では、修理を自分ですることができます。また、少しでも費用を抑えるために、自分でDIYしようと考えるかたもいるのではないでしょうか。しかし、DIYをするにはしっかりとした手順と注意点を知っておく必要があります。
まずはホームセンターで修理に必要なものを揃える
カーポートの雨漏りの修理は、原因を知ってから材料を揃えていきます。まずはホームセンターなどに行き、修理に必要なものを探していきましょう。
例えば、コーキングだったら、コーキング材とコーキングガンが必要になります。修理したい部分によっては、色なども見えてしまうことがあるので、自分のカーポートの状態をみて選びましょう。ほかにも部品がなければカーポートにある部品をしっかりと探す必要がでてきます。
自分でDIYすると危険なことも
安くて早く、時間にもとらわれないためDIYがカーポートの雨漏りの修理には一番いい方法かもしれません。しかし、DIYするときには危険なことがいくつかあります。
まずは、カーポートの屋根の高さです。カーポートといっても家より低いですが、高所になります。そのため、しっかりと足場を確認しないと自分がケガをしてしまうことがあるのです。
また、せっかく苦労してDIYで修理しても修理してもまたすぐに雨漏りしてしまうことも少なくありません。そうなってしまうと時間もお金も無駄になってしまうので自分でできないと判断したときは、無理に行わないことをおすすめします。
自分でDIYできない場合がある
DIYに慣れている人でも、どうしても自分ではできないときがあります。それは、部材の劣化です。そうなってしまうと、すべて取り換える必要もでてきてしまいます。
また、そもそもホームセンターなどにはほしい部品が売っていないことがあるのです。インターネットで買おうとしても、本当にあっているのか判別しにくいのではないでしょうか。そうなるとほかのもので代用してしまいがちですが、部品をしっかり揃えないと再び雨漏りしてしまうおそれもあります。
修理は無理して行うより業者へ依頼を
DIYが無理なときや心配なときは無理に行わず、業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼するとどうしても気になるのが費用ではないでしょうか。業者に依頼となると、どうしても費用は高くなるようなイメージがあります。
例えば、アルミ材の交換などは20,000円~、屋根のパネル交換であれば25,000円~など修理する部分によって費用は変わってきます。また、カーポート自体を交換するのであれば150,000円を超えてしまうこともあります。しかし、カーポートの雨漏りの修理をするだけなら、10,000円代で済むこともあるのです。
業者の費用に不安があるかたは、しっかりと見積もりをとることをおすすめします。ほかにも業者に依頼すると保証がついている場合もあるので、説明もきちんと聞いておきましょう。アフターサービスなどもあり、再び雨漏りがおこったときも安心して相談することもできます。
保険が適用されることも
カーポートの修理に、火災保険が適用されることがあります。適用されるには修理の原因となっているのが台風・雹・雪・落雷などの自然災害であることが条件です。車をぶつけてしまった、経年劣化、DIYの失敗などでの修理は保険が適用されないので、注意が必要です。
保険の適用条件については、事前に保険会社に聞いてみることをおすすめします。
まとめ
カーポートの雨漏りは、気がつかないうちにしているかもしれません。また常に外にあるため、自然の驚異と隣あわせなのです。自分が気づかないうちにカーポートから雨漏りして修理する必要があるかもしれません。修理ならDIYでもできることもあるので、安全に注意しながら行うのもひとつの方法です。
しかし、無理そうだと思ったときには、一度業者に依頼してみるのもおすすめです。業者なら安全で確実に修理をしてくれます。不安であれば、まずは見積もりからしてみてはいかがでしょうか。